ガンの告知は相続問題が発生する時には重要です

2019.03.15 更新

借入先業者名
借入額
3000万円
借入期間
0年3ヶ月
毎月の返済額
3000万円

父が他界して相続した遺産に借金が含まれていることが後から発覚しました。

父が闘病生活をして入院している際にも、本人には胃潰瘍と言ってガンの告知をしない状況でした。結果として他界した後には、土地建物などが遺産として残りましたが、まさか負債が隠れているとは考えてもみませんでした。相続税は掛からない程度だったものの、土地建物の評価額が2000万円に対して借金が3000万円もあったのです。同居していながら全く気付いていませんでしたが、自営業者だったこともあり年金受給しながらも商売を行っていて、突然他界したために負債として時間差で表面化してしまったわけです。

みずほ銀行から3000万円の借金を相続。一括返済を求められていた。

銀行から土地建物の抵当権を行使する旨連絡が来たことで慌てました。今まで父から借金の事実を聞いていなかったので、土地建物のみが財産だと思っていたからです。登記変更を行なう際に、銀行に問い合わせたことで借金の事実が発覚して滞納を含めた一括返済を求められるに至ったわけです。実際に3000万円の借金を一括返済出来る人は滅多にいないわけですから、まずどうして良いものかと家族全員で悩むことになりました。債務整理しか既に手段が無いことは明らかだったわけですが、ガンの告知をしていなかったことで生前に知らせてもらえる機会が得られなかったことが原因です。

自己破産により免責決定を受けて、借金返済が全額免除されました。

弁護士に相談すると、既に相続放棄手続きの時期が過ぎていることから、自己破産の申請しか無いことが分かりました。遺産分けの段階で住宅ローンが無い土地に対して抵当権が付いていればおかしいと気がつくハズです。相続税が絡まないために、相続放棄の手続きすら取っておらず結果的に不作為が原因で自ら引き継いでしまった借金となりました。自己破産により、免責決定を受けて借金返済義務は無く成りましたが、家も車も20万円以上の全ての財産が処分される結果となってしまったので、年金生活者でありながら1から生活をやり直す必要に迫られました。

自己破産により債務が全額免除されて、膨大な借金から開放されました。

相続については、生前からしっかりと話して引き継ぎを計画的に行なう必要があると身をもって体験しました。債務整理に至らないで済む方法はいくらでもあったにも関わらず、不作為のために自分が自己破産するとは思ってもいませんでした。しかし、今まで親に頼り切った生活をしてきたことに対する戒めだと考えて、前向きに生きて行くためのリセットする機会だったと今では考えています。自己破産していなければ、今でも借金苦で悩んでいたかと思うと、世の中で相続税対策を頑張っている人が多くいる理由を理解出来た気がします。

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