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リボ払いを債務整理するメリットとクレジットカード返済のコツ

2019.11.30 更新

田尻 学
弁護士法人天音総合法律事務所

田尻 学

この記事の監修

リボ払いも借金と同じように債務整理が可能です。

とはいうものの「債務整理しても本当に楽になるのかわからない」「債務整理したらブラックリストに載ってしまうことが不安…」と思いの方も多いのではないでしょうか?

債務整理をした場合ブラックリストに載りますが、支払いの遅延を繰り返してしまってもブラックリストに載ってしまう危険性があります。

返済を続けていてもなかなか終わらないと感じたらなるべく早く弁護士や司法書士に相談するのも選択肢のひとつです。

債務整理のメリットやデメリットを端的にまとめると以下のようになります。

メリット

  1. 原則、将来利息(リボの場合は手数料)がカットされるので早く完済できる
  2. 完済までの返済プランが立てられる
  3. 電話や書類による催促がストップする

デメリット

  1. 5年間、クレジットカードを作れない
  2. 住宅ローンが組めない
  3. ショッピング枠の借金で過払い金は発生しない

債務整理によるデメリットとその対処法については本サイトの「任意整理のデメリットはブラックリスト!影響を少なくするには?」で詳しく解説しています。

債務整理にはデメリットもありますが、あらかじめ知識を深めておけば、その後の影響も最小限にすることも可能です。
以下の記事では、上記のメリットやデメリットについてさらに詳しく紹介していますので、ぜひお読みください。

リボ払いによる借金の債務整理について相談してみる

リボ払いを債務整理するときのメリット

任意整理するとクレジットカードの利息(手数料)がカットされる

メリットの一つ目としてあげられるのが、「任意整理をすると原則としてクレジットカードの利息(手数料)がカットされる」ことです。

任意整理は、借金を整理する手続き「債務整理」の一種です。
債務整理には、任意整理特定調停個人再生自己破産の4種類がありますが、任意整理はこの中でも手軽に利用しやすい手続きです。

任意整理とは、借入先の債権者と直接交渉をして、借金の返済金額や返済方法を決め直す手続きです。交渉次第では借金の減額や、利息(手数料)をカットしてもらったり、返済期間の延長などが可能です。

カード会社との合意後、将来利息がカットされる

リボ払いの元本自体の減額がなくても、任意整理をすると原則として利息の支払いがカットできるメリットがあります。

消費者金融など金融機関からお金を借りると必ず利息が発生します。クレジットカードのキャッシングやショッピングの場合には、年率10%以上の利息(手数料)を支払うことが普通です。

ところが任意整理をすると、原則として以後は利息の支払いが不要になるので、返済が非常に楽になります。

返済額と返済期間を無理なく調整できる

2つ目のメリットは「リボ払いの完済の目途が立つ」ことです。

リボ払いの借金を任意整理すると、支払い期間を延長し、月々の返済金額を減らすことができます。
任意整理後の返済期間はだいたい3年~5年程度に設定しますが、これがどうしても苦しい場合には7年程度までに延ばしてもらうことも可能です。

また、3つ目のメリットとして任意整理をすると督促をストップできます。

クレジットカードを任意整理した場合のデメリット

先にお伝えしたとおり、リボ払いを任意整理する一番のメリットは将来利息がカットできることです。そのため、手続き後は元本(リボ払いの残高)のみを返済していくことになります。

逆に、債務整理をすることによるデメリットは以下の3つが挙げられます。

ブラックリスト状態になってしまう

任意整理をすると、信用情報機関が保管している個人信用情報に事故情報が記録されてしまいます。いわゆるブラックリスト状態です。
消費者金融やクレジットカード会社が審査をする際には個人信用情報を参照するので、このときに事故情報が記録されていると、審査に通りません。

よって、任意整理をして個人信用情報に事故情報が記録されていると、ローンやクレジットカードの利用ができなくなってしまうのです。

しかし、リボ払いの返済を滞納した場合でもブラックリスト状態になってしまいます。

したがって、任意整理をして早く完済したほうが、結果的にブラックリストから解除されるという考え方もできるのです。

クレジットカードのショッピング枠では、過払い金請求ができない

リボ払いの場合には、利息制限法の引き直し計算をしても借金の元本そのものを減額することは困難です。

利息制限法による引き直し計算によって借金を減額できるのは、利息制限法を超える利息を支払っていたケースのみです。
この点、リボ払いの場合には、利息制限法を超える利率となっていることは通常ありません。

よって、リボ払いの場合には引き直し計算をしても残高は変わらず、今の借金残高がそのまま残ると考える必要があります。

クレジットカードの場合、キャッシング債務については過払い金が発生することがありますが、ショッピング債務には過払い金が発生しません。そのためクレジットカードを債務整理した場合、キャッシングが過払いとなっていてショッピングに残金が残るということが起こります。

この場合には、キャッシングの過払い分とショッピングの借金残金を相殺するという解決方法を選ぶことになります。

債務整理をした後、クレジットカードは原則的には作れない

任意整理や自己破産などの債務整理をした後、クレジットカードの審査が通るか不安な人も多いと思います。

以下では、債務整理後でもクレジットカードを作れるのかについて説明します。
前述のように、リボ払いの借金を債務整理した場合、新規クレジットカードの審査に通らなくなります。

クレジットカード会社の多くはCICやJICCに加盟していて、カード発行の際に信用情報をチェックします。
債務整理をするとその個人信用情報に事故情報が記録されてしまうので、審査の際に債務整理の事実が判明して審査に通過できなくなります。

そのため、任意整理を含む債務整理の手続き後は、基本的にクレジットカード作成はできません
もちろん、結婚して名字や住所が変わってもブラックリスト状態が解消されるわけではなく、クレジットカードやローンの審査には通るのは難しいでしょう。

しかし、任意整理の場合、原則として事故情報は5年で消去されるので、任意整理の5年程度が経過したら、再度クレジットカードの審査に通るようになります。

また、本契約者が家族で、自分が家族カードを使っている場合と、家族が契約者でそのカード自身を使わせてもらっている場合には、債務整理の手続き中に家族名義のクレジットカードを利用することはできます。

この場合、契約者が家族なので、信用状態が問題になるのは家族です。よって、自分がブラックリスト状態かどうかは問われません。債務整理後も、変わらず利用を続けることができます。

リボ払いで返済が困難になる理由

リボ払いで支払いをすると、借金が増えている感覚がないので、ついつい利用しすぎてしまいがちです。ショッピングで利用していただけなのに、いつの間にか到底支払いができないほど多額の残高になってしまうことがあります。

リボ払いの高い金利・手数料と、いつまでも減らない元金

クレジットカードのキャッシング枠の金利・手数料は年18%、ショッピング枠では年15%となっています。100万円借りた場合、年15万円という高い金利・手数料です。
この金利・手数料の部分を払っても元本が減るわけではないので、いつまでたっても借金はなくなりません。

また、リボ払いをすると、支払期間が長くなりがちです。元本の返済額が少なく、残高が減りにくいので当然のことです。

しかし、支払い期間が長くなると、その分だけ支払う金利・手数料が増えていきます。完済する頃には莫大な手数料を支払っていたということも多いです。

このように、一見便利なリボ払いにもデメリットや落とし穴があるので、利用の際には充分注意が必要です。

リボ払いの仕組みについてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。

リボ払いの借金も債務整理すると支払いが楽になる

近年はクレジットカードが自動的にリボ払い可能になっていたり、知らないうちにリボ払いを利用している方も増えています。それに伴って、リボ払いの借金を債務整理する方も増えています。リボ払いによって膨れ上がってしまった借金も債務整理は可能です。

任意整理のメリット

  1. 将来利息が減り、早く完済できる
  2. 完済までの返済プランが立てられる
  3. 電話や書類による督促がストップする

任意整理のデメリット

  1. 5年間クレジットカードを作れない
  2. 住宅ローンが組めない
  3. ショッピング枠の借金では過払い金が見込めない

払えないと感じた借金は滞納してしまう前に債務整理することをおすすめします。

任意整理についての詳しい説明は本サイトの「任意整理とは」でご覧ください。

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