24時間365全国対応 無料

TEL:0120-320-017

多重債務の相談は弁護士か司法書士どちらに依頼する?

2019.06.05 更新

複数の金融業者から借金をしてしまう「多重債務」の解決策の一つに「債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)が挙げられます。では実際に手続きを行うとすれば、弁護士か司法書士、どちらに依頼するべきでしょうか

一般的に「司法書士のほうが安く済ませられる」というイメージが定着していますが、費用総額における差は、ほとんどありません。

また、弁護士と司法書士で「依頼できること」には差があります。司法書士は担当できる業務に制限があるため、債務整理を検討する場合は、制限のない弁護士事務所への依頼を優先するべきです。

あわせて、条件付きで任意整理を無料で依頼できるJCOO(日本クレジットカウンセリング協会)や、費用の立て替えが可能な「法テラス」の制度についてもこの記事でご紹介してゆきます。

今の借金滞納生活から抜け出す方法を知る

「司法書士=安い」わけではない

債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)を弁護士や司法書士へ依頼するには、それぞれに費用がかかります。

債務整理を弁護士・司法書士に依頼するときの相場(東京都)

弁護士 任意整理 個人再生 自己破産
着手金 3~4万円/1社 30~50万円
(着手金+報酬金)
10~30万円
報酬金 0~減額分の10%/1社 15~20万円
司法書士 任意整理 個人再生 自己破産
着手金 3万円前後/1社 25~40万円
(着手金+報酬金)
20~30万円
(着手金+報酬金)
報酬金 0~減額分の10%/1社

上図を見ると、「任意整理」においては弁護士も司法書士も、ほとんど費用に差がありません。

また「1社で140万円以上の借金」については司法書士による任意整理が法律で認められていないため、該当する債務者は、弁護士事務所に優先して依頼するべきです。

個人再生と自己破産においては、それぞれ5万円~10万円程度、司法書士へ依頼する場合のほうが安いです。

ただし司法書士へ依頼した場合、個人再生においては、あとから個人再生委員に支払う「予納金」が約10万円多い、25万円程度かかります。

また、自己破産における管財事件(約20万円以上の財産を持ったまま手続きをすること)では、弁護士のときより30万円多い、50万円を予納金として裁判所へ支払う必要があります。そのため総合的にかかる費用を考えると、債務整理において両者の差はほとんどありません。

相談料について

上記の表には書いておりませんが、弁護士や司法書士に債務整理の依頼をする場合、事前に金融会社からの借金の状況(債権額)などをヒアリングしてアドバイスをもらうやりとりに「相談料」が発生する場合があります。弁護士や司法書士の相談料の相場は、ともに「30分5,000円程度」ですが、依頼先によっては「無料相談」としていることもあるため、事前に相談料の有無について、電話もしくはWEBで確認しておきましょう。

着手金とは

「着手金」とは、弁護士や司法書士に依頼することに対する費用です。相談を経て、契約が取り交わされてから1週間から1ヶ月以内に、利用者から着手金を支払います。

報酬金(成功報酬・減額報酬)とは

報酬金とは債務整理の結果、借金が減った場合に支払う費用です。債務整理をしても借金が減らなければ、成功報酬を支払う必要はありません。借金の額が減ったり、利息制限法にもとづいて払いすぎた借金を取り戻したりした場合に「減額された借金のうち10%」や「減額された金額問わず3万円」など、依頼先によって決められた成功報酬を債務者が支払います。

過払い金の調査も忘れずに

2010年6月17日以前に借り入れを始めた場合は、利息制限法の上限を超える「グレーゾーン金利」の適応により、借金を払いすぎている(過払い金)可能性があります。

弁護士や司法書士に債務整理を依頼すれば、「法律に則った適正な借金の額」を計算のうえ、過払い請求を経て完済・返還手続きをとることも可能です。

過払い金請求にかかる費用は弁護士・司法書士問わず、業者によってバラバラですが、着手金が無料で、減額報酬が10%程度に設定してある業者は相対的にリーズナブルといえます。少しでも気になっている方は、まずは相談からはじめてみましょう。

債務整理費用が払えない人はどうする?

「債務整理に支払うお金がない」方にとって、条件によって費用を抑えたり、一時的に立て替えてもらえたりする機関や制度があります。

JCCO(日本クレジットカウンセリング協会)

債務整理のうち「任意整理」の手続きを、相談から交渉まで無料でおこなってくれます。

任意整理は多重債務者のうち「定期的な収入はあるが、完済が困難」という方が抱えている借金の利息分をカットし、現実的な返済計画を立て直すための手続きです。

JCCOで任意整理をおこなうためには、センターもしくは相談室でのカウンセリングが必要です。

JCCOでカウンセリングが受けられる場所を確認する
http://www.jcco.or.jp/center/

法テラス

「自己破産するお金も残っていない」など、返済能力のほか債務整理に支払うお金が用意できない方は、法テラスの「民事法律扶助制度」を検討しましょう。

民事法律扶助は、弁護士費用などの債務整理にかかるお金を一時的に立て替える制度で、決められた所得以下の方が利用することができます。もちろん、無料での法律相談も可能です。

「民事法律扶助」利用条件についての解説はこちら
https://xn--u8jvc1drbz972aywbk0by95ffo1aqm1c.com/post-31630

失敗しない相談先の選び方

安心して相談できるところを知りたい

日本には、数え切れないほどたくさんの弁護士・司法書士事務所があります。どうやって、自分に合う弁護士・司法書士事務所を選んだらいいのでしょうか?

弁護士・司法書士事務所を選ぶには、いくつかのポイントがあります。

(1)債務整理の案件に力を入れている

債務整理の進め方は、債権者である相手方(貸金業者)によって交渉の仕方や和解の基準が異なります。

弁護士・司法書士事務所のなかでも、とくに債務整理の案件を数多く手がける専門家であれば、様々な貸金業者との交渉をしている可能性が高いです。

そのため債務整理の実績を弁護士事務所などのHPで確認したうえで「過去にどのくらいの債務整理案件を担当、解決したか」を見て、債務整理を依頼する基準としましょう。

(2)債務整理の費用体系が明確に定まっている

この記事で弁護士・司法書士費用の仕組みについて解説しましたが、上記はあくまで一般的なケースです。あなたが依頼する事務所によっては、計算方法が異なるかもしれません。

費用を確認するためには、必ず弁護士や司法書士に依頼する前に質問しておきましょう。電話で問い合わせてもよいですし、直接弁護士や司法書士と会った際に質問することもできます。

電話で問い合わせる場合には、「債務整理を依頼しようと考えているので、弁護士・司法書士費用の計算方法を具体的に説明してくれませんか」と質問してみましょう。ほとんどの法律事務所では、事務所のスタッフが丁寧に説明してくれるはずです。

また、債務整理に力を入れている事務所であれば、債務整理の弁護士・司法書士費用についての情報をホームページで細かく、ていねいに説明しています。このような事務所であれば、あらかじめ相談内容から大まかな費用を知ることができるため、安心して依頼することができます。

多重債務をきちんと解決するには、「債務整理」が最適な手段です
消費者金融やほかの金融業者からの借入れが重なり、借金返済が難しいとき「依頼者に収入があるか、ないか」によって債務整理の方法は変わります。

  • 収入はあるけど支払いの継続が難しい場合は利息をカットする「任意整理」
  • 借金の元本を圧縮し、支払い総額を減らす「個人再生」
  • 「収入の予定がない、働くことができない」場合は、借金そのものを無くす「自己破産」

を検討しましょう。

弁護士や司法書士に債務整理を依頼すれば、相談者が抱える多重債務の問題に対しての根本的な解決方法を提示してくれます。どれくらい借金を減らすことができるのかが気になっている方は、まずは弁護士や司法書士に相談してみましょう。

関連記事

借金地獄からはなぜ抜け出せない?専門家に聞く脱出方法

目次なぜ借金地獄に陥ってしまうの?借金地獄は女性の方が陥りやすい?借金地獄に陥りやすいケースとは借金地獄から脱出する方…

借金があるのに妊娠 返済などの不安を今すぐ解決する方法

目次医療費や入院代。借金を抱えての妊娠は大変妊娠・出産にかかる費用妊娠中の方にとって効果的な借金の解決方法妊娠でどうし…

借金があるのに結婚して大丈夫?相手の借金が発覚したら

目次借金があるけど結婚したい…幸せになれる?借金を隠したまま結婚するのにはリスクが…結婚前に借金問題を解決する方法とは?…

300万の借金は返せる?返済方法と返済できないときの解決法

目次収入のある方は返済計画を見直そう借金の総額や借入先を確認する借金返済のカギは利息を把握すること月々の返済額を減らす…

200万の借金を返すには?返済方法と返済できない時の対処

目次まずは自分の借金状況を見直そう借金の総額や借入先を確認する毎月の返済可能な金額を計算する借金返済のカギは利息を把握…