任意整理と自己破産、それぞれのメリットとデメリットを徹底解説

2017.12.26 更新

任意整理と自己破産の違いって何?
それぞれのメリット・デメリットが知りたい

任意整理と自己破産は全く違うもので、それぞれにメリット・デメリットがあり、また人によって向き不向きが存在します。
また、上記2つ以外にも債務整理は種類があるので、自分に一番合った方法を探すことをおすすめします

このページでは、任意整理と自己破産のメリット・デメリットとその違いについて詳しく説明していきます。

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任意整理は、「相手を選んで債務整理をしたい人向き」の手続き

任意整理は、債務者が返済条件を緩和したいと思う債務について、相手方である債権者と交渉して、無理のない返済を実現する手続きです。

任意整理のメリット

全債務のなかから相手を選べる
メインバンクのカードローンなど、そのまま返済を続けたいと考える場合は、対象から外すことが可能。
引き直し計算で元本を確定できる
利息制限法を超過した利率での返済歴がある場合は、引き直し計算により元本が減額になるだけでなく、過払い金請求ができるケースもある
以後の利息を0(ゼロ)にできる
元本だけの返済で楽になる。

任意整理のデメリット

信用情報機関に登録される
5年間など、一定期間はローンなどの審査にほぼ通らなくなる。
応じない貸金業者がある
あくまで任意の手続きのため、貸金業者によっては応じないケースがある。
債務が免除されるわけではない
3年程度から長くて5年程度の間、しっかりと残債務を返済する必要がある。

自己破産は、「債務の返済が不可能で、財産もない人向き」の手続き

自己破産は、おおむね3年程度の分割であっても、返済不可能な状態から生活を立て直すために、裁判所による免責を得て、残債務の返済義務をなくす目的で行う手続きです。

自己破産のメリット

免責が確定すれば、借金から解放される
税金など一部の債務を除いて、法的に支払い義務がなくなる。
破産後に得た財産は処分されない
破産手続きの開始決定後に取得した財産や収入は、新得財産として自由に使うことが可能。
一定額の自由財産は保持できる
破産者の生活を守るため、例として現金なら99万円までは処分されずに持っておくことができる。

自己破産のデメリット

信用情報機関に登録される
最長10年間は、ローンなどの審査にほぼ通らなくなってしまう。
相手を選択できない
事情にかかわらず、全債務を手続きの対象としなければならない。
官報で公告される
国が発行する官報に掲載されるため、知人などに知られる可能性が0(ゼロ)ではない。
生活上の制限がある
免責を得るなどで復権するまでは、士業や警備員、特定保険募集人などの職業に就くことができない。また、管財事件になれば、引っ越しに裁判所の許可が必要であったり、郵便物が管財人に転送されたりする。
財産は原則として処分される
残せるのは、自由財産の範囲までとなる。

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