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クレジットカードの支払い遅れでブラックリストに入るまでの期間

2019.11.18 更新

明日、クレジットカードの引き落とし日。でも口座にお金がない
支払いが遅れると、どんなペナルティを受けるの?

口座に残高がなかったりしてクレジットカードの支払いが遅れる(できない)と、遅延損害金が発生します。また、支払い能力への疑いからカード利用に制限がかかってしまうことがあります。

滞納・延滞が続くと、いずれはクレジットカードそのものが使えなくなるでしょう。

どうしても商品の購入やサービス利用が必要なときは、支払い総額や引き落とし日、口座残高を把握したうえで、前もって支払い額を分割にするなどの対策を考えるべきです。

こちらの記事では、クレジットカードの支払いが遅れるとどうなってしまうのか、期間や回数別に異なるリスクについてお伝えします。

ケース別に見る支払いが遅れたときの適切な対処法

クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合、一番やってはいけないことは「放置する」ことです。

ただし落ち着いて対処すれば大きな問題になることはありません。
まずは、ケース別に適切な対処法をご説明します。

すぐに支払いが可能な場合

クレジットカードの支払日に間に合わなければ、カード利用停止になります。

一定期間(3ヶ月が目安)放置すると、あなたの信用情報に傷がついてしまいますが、2~3日程度の遅れであれば他に悪影響を及ぼすことはありません。速やかに支払いに向けて準備していくことが大切です。

すぐに支払い可能な場合は、「再引き落とし」や「振り込み」による返済を考えましょう。

クレジットカード会社にもよりますが、支払い期日に残高不足で引き落としができなくても、再度お金を引き落としてもらえる仕組みを使える場合があります。

もし再引き落としができなければ、クレジットカード会社に連絡して残高が不足していた場合の振込先情報を教えてもらいましょう。

すぐに支払いができない場合

すぐに支払いができない場合は、速やかにクレジットカード会社に現在の事情を話しましょう。正直に申し出れば、特に恐れる必要はありません。会話は、下記を参考にしてくださいね。

滞納者「私、Aと申します。返済について相談したいのですが可能でしょうか?」
スタッフ「わかりました。具体的な状況を教えていただけますでしょうか?」
滞納者「実は、返済が難しい状況なので、支払いの延期についてお願いできないでしょうか?」
スタッフ「わかりました。可能な限り、対応させていただきます」

これはあくまでも会話の一例です。そのため、クレジットカード会社が必ず調整に応じてくれるとは限りません。

しかし、返済の意思を伝えることで督促による「事態の悪化」は防げます。早めに連絡するようにしましょう。

支払いの遅れが長期化した場合はどうなるの?

クレジットカードの支払い遅れが長期化した場合、どのような状態に陥ってしまうのでしょうか? ブラックリスト入りまでの期間や遅延によって生じるリスクについて、ご説明します。

期間に見るブラックリスト入りのリスク

クレジットカードの支払い状況は、「信用情報機関」に管理されています。

例えば、クレジットカード会社のほとんどは信用情報機関「CIC」に加盟しています。CICでは支払いに関する記録はもちろん、支払い遅れの記録も毎月更新されています。

3ヶ月連続で期日までに支払いができなかった場合は、「事故情報=ブラックリスト」として扱われ流可能性が高くなります
自分の返済状況や信用情報が気になる方は、こちらの記事をチェックしてみましょう。 「クレジットカードやローンの審査でチェックされる信用情報とは

2~3日の遅延であれば影響なし、ただし何度も遅延するのは禁物!

2~3日の遅延であれば、信用情報に記録されるリスクはほとんどありません。数日の遅延情報を記録するルールにしてしまうと、管理側に膨大な事務作業が生じるからです。

ただし、数日の遅延を何度も繰り返し行っている場合は、信用情報に記録される恐れがあります。1回や2回程度であれば問題ありませんが、4回、5回と数を重ねると影響が出る可能性があるため、注意してください。

延滞が2週間や半月を超えると傷がつく可能性がある

1週間~10日程度の延滞であれば信用情報に傷がつくケースは少ないのですが、延滞が3ヶ月を超えると信用情報に傷がつく可能性が高くなります。

一口に「信用情報に傷がついた」といっても、滞納者によって延滞回数や延滞額が異なるため、影響の度合いは人によって異なります。場合によっては滞納から1ヶ月でも信用情報に傷がつく可能性は否定できません。

延滞が3ヶ月を超える場合は高確率で信用情報に傷がついているため、覚悟したほうが良いでしょう。

延滞が2〜3ヶ月続くとブラックリストに載り、カードが強制解約される

延滞が2~3か月続いた場合は、間違いなくブラックリスト入りの状態に陥ります。ブラックリストの基準は、下記のとおりです。

CIC:61日以上または3ヶ月以上の延滞をした場合
JICC:3ヶ月以上の延滞をした場合

CICの条件があいまいですが、「延滞が61日を超える、または延滞が3ヶ月を超えた時点でブラックリストに載りますよ」という意味なので勘違いしないようにしましょう。

またカードが強制的に解約され、後になって全額支払ったとしても、そのカードは利用できなくなります。これまで貯めたポイントもすべて失いますので、そうなる前に

  • リボ払いや分割払いに変更
  • 応急処置としてカードローンなどを利用する
などで、対策を講じておくことが大事です。

ただし、カードローンはもちろん、リボ払いや分割払いもいわば借金です。
頻繁に繰り返すと多重債務に陥るリスクもありますので、くれぐれも返済のメドを立てて利用するようにしてくださいね。

カードの支払いの遅れ、何回まで大丈夫?

クレジットカードの支払い遅れは、何回までなら大丈夫なのでしょうか。回数別のリスクについて確認していきます。

支払い遅れの回数と危険度

支払い遅れの回数別のリスクと有効な対処法は、下記のとおりです。

【1回:低い】
支払い遅れが1回目だからといって、安全というわけではありません。クレジットカードの支払いを延滞すると、一般的にすべての残債に対して年14%程度の年率で遅延損害金が請求されます。

遅延損害金は延滞に対するペナルティで、「遅延賠償」や「延滞利息」とも呼ばれます。もし支払いをうっかり忘れてしまったら、すぐにカード会社へ電話し、支払い可能な日や金額を伝え、支払いに対して前向きな姿勢を見せましょう。

【2回:中程度】
支払い遅れが2回目になると、信用情報機関に事故情報として記録される可能性があります。また、クレジットカード会社からの再三の督促に応じず延滞を放置していると、カードが強制的に解約される可能性もあります。

事態の悪化を防ぎたいなら、クレジットカード利用分の引き落としに会社の給与など毎月決まった収入が振り込まれるメイン口座を指定し、残高不足による延滞を防ぎましょう。

【3回:高い】
支払い遅れが3回目になると、クレジットカードの会員資格を取り消される可能性が高いといえます。その結果、信用情報機関には強制解約に関する記録が残ります。

延滞金や滞納回数によっては、たとえ3ヶ月連続の遅延でなくとも「強制解約」となる場合もあるため、十分な注意が必要です。

請求金額に対して口座残高が足りない場合は、すぐに支払い方法の変更を検討しましょう。例えば、利用分の一括払いの設定を一時的にリボ払いや分割払いへ変更する方法が有効です。

【4回以上:きわめて高い】
支払い遅れが4回を超えると、信用情報機関に事故情報が記録される可能性が極めて高くなります。そのため、新たなローンやキャッシングなどの借り入れは不可能です。
他にも、最大5年間は新しくクレジットカードを発行できません。また、ETCカードもクレジットカード会社が扱っているため、同じ理由で発行できません。
自力でクレジットカードの返済ができないのなら、債務整理による法的手段を利用した解決方法も視野に入れる必要があるでしょう。

カードはいつからどうすれば使えるようになるの?

クレジットカードの支払いが遅れると、早ければ翌日からカードが利用停止になります。
ただし数日内にクレジットカード会社に連絡し、支払いを済ませてしまえば、支払いから数日内にカードの利用を再開できます。

しかし信用情報機関に事故情報を記録されてしまったら、しばらくはクレジットカードが使えません。では実際にカードが使えるようになるのは、いつからなのでしょうか?

事故情報が消えるまでに5年の期間が必要になる

多くのクレジットカード会社が加盟する個人信用情報機関「CIC」では、延滞が原因でブラックリストに入った場合、事故情報が消えるのに5年の期間を必要とします。

つまり、新たなクレジットカード発行やキャッシングの申し込みをするには、5年待つしかないということです。

事故情報の取り扱いに関する基準

個人信用機関には、CICのほかにも、カードローンなどを取り扱う消費者金融業者が主に加盟する「JICC」や銀行系の金融機関が加盟する「KSC」があります。それぞれ、事故情報を取り扱う基準には以下のような違いがあります。

CIC JICC(日本信用情報機構) KSC(全国銀行個人情報センター)
契約内容や
照会記録
照会日より6ヶ月以内 契約継続中および完済日から5年以内 契約者本人は1年以内、加盟会社は6ヶ月以内
延滞状況 5年 1年 5年
任意整理 - 5年 5年
個人再生 - 5年 10年
自己破産 5年 5年 10年

契約内容や照会記録が登録されたからと言って、「信用情報に傷がついている」わけではありません。延滞や任意整理などの債務整理を行なった場合は「事故情報」として記録されます。

また金融機関によって異なりますが、例えば1ヶ月で3件以上のクレジットカード発行を申請し、審査に落ちると「新規クレジットカードの申し込みを複数断られた人」とみなされ、6ヶ月間の事故情報が記載される可能性があります。

そうならないよう、「ひと月に2件を超える申し込みはしない」ことを心がけましょう。

クレジットカードの支払い遅れ

「2〜3ヶ月の滞納」もしくは「3回以上の支払い遅れ」は、非常に危険です。

ブラックリストに入ると、クレジットカードの利用や新たなローンやキャッシングなどの借り入れができなくなります。また、場合によっては賃貸物件へ引っ越しする場合の審査に影響する可能性があります。

なぜなら、契約に必要な保証人を「身内」ではなく「保証会社」に依頼した場合は信用情報が照会されるため、入居審査に通らない可能性があるからです。そうなれば、不動産会社へ問い合わせて、CICの信用情報を共有していない保証会社を見つける手間が発生します。

どうしても「クレジットカードの支払いが困難な場合の対処法」については以下の記事で紹介しています。
クレジットカードが払えない!滞納のリスクと対処法

まとめ

クレジットカードやローンの利用ができない不便な状態を招かないためにも、クレジットカードの利用状況や返済能力については常にチェックしたうえで管理し、延滞分はすぐに支払うよう心がけましょう。

もし、弁護士へ相談することに不安や抵抗があるなら、法テラスや国民生活センターなどの無料相談窓口を利用するといった選択肢もあります。支払い遅れを回避し、ブラックリストに載るような状況を防ぎましょう。

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