借金問題解決の切り札!弁護士の役割や選び方・費用について詳しく解説

2018.11.21 更新

「借金の問題は弁護士に相談したら解決してくれるって、本当?」

「でもバカにされてしまうのでは?」

借金の問題は自分の問題、とお思いかもしれませんが、決してそんなことはありません。必ず解決できるような法的な制度があります。

ただし制度を活用するためには、専門家である弁護士のサポートが必要となります。

そこで今回は、借金問題と弁護士にどのように相談したらよいのかについて、考えてみたいと思います。

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この記事のポイント

借金の相談を弁護士にするタイミングとしては、以下のような状況に陥った場合です。

  • 厳しい取り立てに苦しんでいる
  • 借金の返済で生活が苦しい
  • 毎月返しても借金が減らない
  • 家族や会社に内緒で借金問題を解決したい

借金問題の相談であれば、無料としている事務所は数多くありますし、誰かに話すことで気持ちが軽くなることもあるはず。一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

法律のプロ・弁護士だからこそ可能な借金の解決方法

借金問題を解決するプロがいるとすれば、それは弁護士です。
冒頭でもお話ししたとおり、借金の問題は法律の力で必ず解決できます。弁護士は法律の専門家の視点から、的確なアドバイスをしてくれる、頼れる存在です。

弁護士が示してくれる解決方法は、主に次のようなものです。

1.債務整理で解決する

債務整理とは、借金を減額したり、支払いに猶予をもたせたりすることによって、生活苦から解放されるための手続きです。大きく分けて、主に3つの手続きがあります

  1. 任意整理
  2. 個人再生
  3. 自己破産

2.過払い金請求で解決する

以前のグレーゾーン金利で借入れていた場合、現在の利息制限法を超える金額の利息は、「払う必要のない金額」とみなされます。余計に支払っていた場合は、取り戻すことが可能で、過払い金請求はそのための手続きです。

「債務整理」「過払い金請求」については以下で詳しく解説していきます。

債務整理で解決する

それではまず、「債務整理で解決する方法」について紹介していきたいと思います。

弁護士は、あなたの借金の状況を把握した上で、貸金業者など債権者と交渉し必要があれば裁判所に申立を行います。主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」のいずれかの解決方法を提示してくれるでしょう。

これらの手続きを依頼すると最初に弁護士が行うのが、「受任通知」という書面を債権者に送ることです。受任通知には、手続きが終わるまで取り立てや請求をストップできる法的な効力があります

取り立てや請求をストップすることで、一時的ではあるものの返済の苦しさから逃れられますし、その後の手続きの準備を進められるようになります。

その後はいよいよ債務整理の手続きをします。「任意整理」「個人再生」「自己破産」の特徴と手続き内容は以下のとおりです。

任意整理

貸金業者と直接交渉して、利息をカットして月々の返済額を見直す方法です。弁護士はあなたの代理人として貸金業者に対して、毎月の返済がラクになるよう交渉を進めます。
そして新たに設定した返済額、返済期間に従って、残りの借金を返済していきます。

任意整理の手続き方法について詳しくはこちら

個人再生

住宅など個人の財産を所有したまま、借金の額を5分の1程度にまで減額できる手続きです。弁護士は債権者と交渉するとともに、裁判所にも申立を行います。裁判所が認可し、債権者の承認が得られれば、残った借金を返済していきます。

個人再生の手続き方法について詳しくはこちら

自己破産

自己破産は、いわば最後の手段といってよいでしょう。弁護士は裁判所に申立を行い、財産を清算する手続きを取ります。裁判所から免責許可決定が出れば、一定の財産を処分する代わりに借金をゼロにできます。すべてを清算して、再起を図るための制度です。

自己破産の手続き方法について詳しくはこちら

債権者と交渉するにせよ、裁判所に申立をするにせよ、債務整理は知識や経験が重視される難しい手続きです。弁護士に依頼すればあなたの代理人となり、ほとんどの手続きを代行してくれます。

過払い金請求で解決する

次に、過払い金請求で解決する方法です。

過払い金請求とは・・・ 過去に消費者金融やクレジットカード会社など貸金業者に対して高利率による返済をしていた場合に発生する、払い過ぎた利息を返金してもらうこと。

長期間、借金の返済を続けているのであれば、この過払い金請求によって多額の返金がなされる場合があります。

もし過去の借金の返済にさかのぼって、自分に過払い金がある可能性があるのなら、ぜひ弁護士に相談することをおすすめします。

ただし注意しておきたいのは、過払い金は必ずしも発生しているわけではないということです。 過払い金が発生するのは以下のようなケースです。

  • 2006年より前に消費者金融から借入れを行った
  • 継続的に返済を続けている
  • 最終取引日から10年以内の方

なお、過払い金が発生しているかどうかは以下の計算機で知ることができます。ぜひ利用してみてください。

Q1借入金額
Q2金利
Q3契約期間
Q4完済から10年以上経つか

借金問題を弁護士に依頼するメリット・デメリットとは?

弁護士や司法書士は、借金問題を解決するスペシャリストです。とはいうものの、日常的に弁護士や司法書士と接する機会は少ないため、「本当に自分にとって最善策なのか?」について迷っている人もいるかもしれません。

ここからは弁護士に依頼するメリット・デメリットについて改めて解説していきます。

弁護士に依頼するメリット

弁護士に相談した場合のメリットは、主に次のような点です。

  1. 適切な解決方法を示してくれる
  2. 弁護士に自身の借金について相談することに、抵抗のある方も多いと思います。しかし債務整理に明るい弁護士ならば、借金問題をいくつも解決しているはずです。専門家ならではの視点で、あなたにとってベストな解決方法を提示してくれるでしょう。

  3. 取り立てが止まる
  4. 弁護士に依頼すると、貸金業者など債権者に対して「受任通知」を送ります。受任通知は、債権者に対して、手続きが完了するまで直接の取り立てを停止させる効果をもっています。そのため、安心して債務整理にのぞむことができます。

  5. 書類作成など手続きがスムーズ
  6. もし債務整理のすべての手続きを行うとしたら、必要な書類をすべて用意しなければなりません。特に自己破産や個人再生は裁判所に提出する書類が必要になりますので、書類に不備があると手続きができなくなるケースもあります。

    手続き感が長引けば余計な費用も発生するため、手続きはできるだけスムーズに済ませたいものです。いくつもの事例をこなしている弁護士であれば、正確かつスムーズに進みます

  7. 周囲にバレないように配慮してくれる
  8. 弁護士には守秘義務があり、相談内容などについては周囲にバレないよう、細心の注意を払っています

    たとえば「郵便物の差出人を別の人にする」「依頼者本人が電話に出るまで事務所を名乗らない」などの配慮がなされるため、あらかじめ「バレないようにしたい」旨はしっかり伝えておきましょう。

弁護士に依頼するデメリット

弁護士に相談する唯一のデメリットは、やはり費用がかかることでしょう。

ただでさえ借金がかさんでいる状態で、さらに弁護士費用がかかることに不安を覚えるのは当然です。そのため借金問題に理解のある弁護士事務所では、以下のような対応をとっています。

  • 相談料は無料
  • 費用の分割払いに対応

もちろん債務整理や過払い金請求には、弁護士費用を以上の効果が期待できます。では、弁護士費用は、具体的にどれくらいかかるのか、お話ししていきたいと思います。

借金問題を弁護士に依頼した時の費用

弁護士に相談した場合の費用は、事務所によって少し異なりますが、相場としては以下のとおりです。

任意整理 1債権者につき約3万円+減額報酬10%
個人再生 約50万円 ※ほか裁判所費用(20万円〜)が必要
自己破産 約30万円 ※ほか裁判所費用(20万円〜)が必要

ある程度の目安がわかっていれば、安心して相談にいけるものと思います。一度では難しい場合に、分割払いにも応じてくれますので、まずは相談してみましょう。

弁護士と司法書士の違いとは?

弁護士と司法書士では

  • 費用
  • 専門性
が異なります。

費用は司法書士の方が安い

費用の面でみると、相場としては司法書士の方が1~2割程度安くすみます。そのため費用だけで考えれば司法書士に依頼する方がお得です。

専門性が異なり司法書士には制限がある

司法書士は債権者との交渉の代理人や、法定代理人になることができません。

裁判所がかかわってくる事案に関しては、もっぱら申立て書類の作成業務などが、依頼可能な業務になります。※認定司法書士に限り、債権者との交渉や、法定代理人を任せることができます。

また、個別の債権額が140万円を超える事案に関して、司法書士では、相談、交渉、訴訟などを取り扱うことができません。

弁護士はほぼすべての事案に関して、取り扱うことができます。裁判所での手続きは任せられますし、取扱額も無制限です。

したがって

任意整理・過払い請求は……司法書士(個別の借金額が140万円以下に限る)

個人再生・自己破産は……弁護士

と考えてよいでしょう。

「どの手続きが最適なのか」の判断が難しいのであれば、やはりすべての手続きに精通している弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に依頼する前に確認しておくべきこと

実際に弁護士に相談する場合は、相談にいく前に、以下の点について確認しておくとスムーズです。

  • 借金の総額
  • 借入先の社名や件数
  • 借入年数
  • 毎月の返済可能額
などです。

これらのことを前もって明確にしておくことで、弁護士との相談がスムーズに進み、問題解決までの期間を早めることができます。

過払い金の請求に関しては、前に述べたように、主に消費者金融から借入れて完済から10年以内の方ですが、微妙な状況にある方もおられると思います。極力、過去の支払い状況を確認しておきましょう。

弁護士の選定基準は「実績」と「専門性」

どの弁護士事務所もホームページを開設していますので、事務所探しはインターネットで探しましょう。

ホームページを見るべきポイントは、

  1. 借金問題を専門としているかどうか
  2. 実績のある弁護士事務所かどうか
です。

借金問題や債務整理を専門的に扱っている事務所であれば、費用の支払い方法などについても収入や生活状況に配慮してくれる可能性が高くなります。

また実績のある弁護士事務所では、それだけ取り扱っている事案が多く、さまざまなケースを解決してきた実績があるので、状況に合わせて、最適な解決方法を提示してくれるはずです。

最後に、弁護士に相談した経験のない方は、まだ相談することに抵抗があるかも知れません。しかし、借金問題が、かなり苦しい状況に陥っているなら、弁護士は頼りになる味方です。

また、後ろめたいことをするわけではないので、弁護士に相談することを、恥ずかしく思う必要はありません。借金の返済にお困りであれば、ぜひ勇気をもって一歩踏み出していただけたらと思います。

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