リボ払いで多額の借金を抱えてしまったら自己破産すべき?

2019.03.14 更新

気づいたらカードの残高がとんでもないことに…

リボ払いの設定になっていることに気づかず、借金が雪だるま式に膨れ上がってしまった、という人が相次いでいます。

どうしていいかわからずパニックに陥り「自己破産をするしかないのか…」と思い詰めている人も少なくありません。

もちろん自己破産も選択肢のひとつ。しかし財産を失うなど「非常にダメージが大きい手段」でもあります。

今回は、リボ払いの残額を返済できなくなった場合に自己破産すべきかどうかを判断する基準や、他の返済方法についてお伝えします。

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リボ払いの借金が返せない…自己破産すべき?

自己破産は、借金の返済が不能であることを裁判所に「免責許可」という形で認めてもらい、すべての借金を「0(ゼロ)」にする手続きです。

しかし、自己破産には非常に大きなダメージを伴うため、自己破産すべきかどうかについては慎重に検討・判断する必要があります。

以下は、「自己破産すべき人」の主な特徴です。まずは、ご自身が以下のケースに当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。

自己破産すべき人

  1. 借金返済のための借金が重なり、5社以上の金融機関からお金を借りている「多重債務」の状態
  2. 返済が3ヵ月以上滞り、金融機関から一括請求や差し押さえを迫られている
  3. 法テラスの利用で弁護士費用が免除される可能性がある生活保護受給者
  4. 病気やけがで仕事ができず、収入がない
  5. 裁判所から差し押さえを執行されており、他の債務整理方法では解決できない

以上の場合は他の方法で返済することが難しいため、自己破産を選ぶことになるでしょう。
しかし、自己破産は借金がゼロになる一方で、以下のようなデメリットがあります。

自己破産のデメリット

  • 一定以上の価値がある財産を失うことになる
  • 家族や保証人など、周囲の人に影響が及ぶ
  • 職業や資格の制限を受ける
  • 5年以上にわたってクレジットカードやローンを利用できなくなる
  • 税金や賠償金は免除されない

これらの中でも、特に大きいデメリットとされるのが「周囲への影響」です

保証人の場合は代わりに返済の義務が生じるので、直接的な影響があります。

自己破産は個人の清算手続きなので「家族だから借金を肩代わりしなければならない」ということはありませんが、世帯主が自己破産をすると「生活が苦しくなる」「引越しを強いられる」という形で生活負担が大きくなることは十分に考えられるでしょう。

こうした点から周囲にさまざまな悪影響が及ぶ可能性があるため、できるだけ他の返済方法を検討したいところです。

以下の記事で詳しく自己破産について説明しています。
自己破産のすべて|生活への影響から手続き方法・費用まで完全網羅

自己破産以外の返済方法3つ

リボ地獄からの脱出(リボ払いの借金完済)を目指すなら、以下の3つの選択肢のいずれかで借金を減額するのが近道です。

  1. リボ払いから一括返済や繰り上げ返済に変更
  2. 毎月の返済額を増額
  3. 自己破産以外の債務整理(個人再生または任意整理)

1と2はご自身で取り組む方法、3は一般的に司法書士・弁護士の力を借りて行う方法です。

1と2によって借金を減らしていくことが困難な場合は3の債務整理を行いますが、できれば裁判所を通して行う「個人再生」ではなく、裁判所を通さず、よりダメージが少ない「任意整理」を検討するのが望ましいでしょう。

リボ払いでは、毎月の返済に年利15%の利息(金利手数料)が加算されます。これは消費者金融と同じ水準です。その上、返済が滞ると、さらに遅延損害金が加算されて借金が増えていきます。これが、多くの人がリボ地獄にはまってしまう理由です。

任意整理の最大のメリットは、弁護士・司法書士と金融会社との直接交渉により将来加算される利息をカットできること。毎月の返済全額が元金の返済に充てられるため、残高が確実に減っていきます。

過払い金が発生していれば、元金を含めた借金の総額を減らせる可能性もあります。
また、任意整理後の返済は3年以上の分割払いも可能で、無理のない範囲で返済できるのも大きなメリットです。

任意整理のメリットまとめ

  • 利息(金利手数料)や遅延損害金をカットできる
  • 過払い金が発生していれば元金が減る可能性も
  • 手続き後は無理のない返済額になる

しかし、任意整理にもデメリットはあります。
任意整理後は自己破産や個人再生と同じく、5年以上にわたってローンやクレジットカードを利用できません。

とはいえ、すでに一定期間以上滞納していてもローンやクレジットカードは利用できなくなりますし、生活が苦しくなった原因のカードが使えなくなることで、生活の立て直しが図れることもあるでしょう。

将来的に利息をカットできる任意整理は「リボ払いの借金解決方法」として広く用いられており、それによって借金を完済した人も数多くいます

以下の記事で詳しく任意整理について説明しています。
任意整理で本当に生活は楽になる?条件や費用などを徹底解説

専門家に相談して自分に合った返済方法を

リボ払いの借金返済が難しくなると精神的に追い詰められてしまい、「周囲を巻き込んででも自己破産するしかないのだろうか?」と思いがちです。

そんな場合は、速やかに専門家の力を借りましょう。

法律のプロである弁護士や司法書士なら、任意整理などのダメージの少ない方法を熟知しており、事情に応じて適切な借金完済方法を提案してくれるはずです。

とはいうものの、弁護士や司法書士に相談する上で一番ネックになるのが「費用」ではないでしょうか。

しかし債務整理の費用については、

  • 相談料が無料
  • 分割払いや後払いが可能
  • 法テラスを利用する

など無理のない支払い方法を用意している事務所もあります。

リボ払いを含めた借金を返済する術は必ずあります。
リボ払いの返済に困った場合は1人で悩まず、ぜひ弁護士事務所に相談してみてください。

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