債務整理前が鍵!整理後でもクレジットカードを持つための1つの方法

2018.07.06 更新

月々の借金返済が苦しくて債務整理を検討中だけど、クレジットカードが作れなくなるのは困る…
カードを残す方法はないの?

結論からいうと、基本的に債務整理をすると使っているクレジットカードは停止され、5年〜10年は審査に通らず新しくカードを作る事ができなくなります。

しかし、債務整理の中の1つの手続きである任意整理なら債務整理後にクレジットカードを新しく作ることは出来なくても、残す事は出来ます

このページでは、

  • 債務整理をした場合のクレジットカードへの影響
  • 債務整理をした後でもクレジットカードを残せる方法

について詳しく解説していきます。

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任意整理では、対象とする業者を選べるので特定のクレジットカードを整理の対象から外す、といった事が理論上可能です。
その際に重要なのが、残すクレジットカードの借入状況が少ないという事です。

そこで、1つの方法として、

  1. 任意整理の前に比較的審査の甘いカード(楽天など)を作る
  2. 借入が0の状態のカードを手に入れる
  3. それ以外を任意整理する

があります。

つまり、債務整理後に新しくカードが作れないなら債務整理の前にカードを作って残すという事です。
ただ、場合によっては整理の対象から外したカードが利用できなくなる事もある(後に詳しく解説)ので、特定のクレジットカードを対象から外す際には弁護士や司法書士とよく相談する事が不可欠です。

債務整理をしても、クレジットカードは使える?

債務整理の後に新しくクレジットカードを作ることはできる?審査は通る?

債務整理をした人って、新たにクレジットカードを作ることはできるんですか?

任意整理を含む債務整理をした人は、新たにクレジットカードを作ることはできません
カード会社の多くは信用情報機関のCIC(株式会社シー・アイ・シー)やJICC(株式会社日本信用情報機構)に加盟していて、クレジットカードを発行する際に信用情報をチェックします。

債務整理をすると、それらの機関に事故情報として記録されてしまい、そのことがカード会社に分かってしまうので、審査に通らなくなります。

債務整理をすれば借金が減りますが、お金を契約通り返すことができなかったという情報がカード会社に登録されて、クレジットカードの審査にも通らなくなってしまうのですね。

これが、ブラックリストに載ると言われている状態です。そのため、任意整理を含む債務整理の手続きをした後は、基本的にクレジットカードを作ることはできないと考えるべきですね。

しかし、クレジットカードを作れないということは、新しく借金を作れないということになるので、借金を続ける生活から抜け出すきっかけになるでしょう。

確かに、借金をしたくても出来ないとなると、強制的に借金に頼る生活をやめることができますね。
でも、一生クレジットカードを作ることはできないのは困ります…。

そういうわけではありません。
特に任意整理の場合、事故情報は手続き後5年ほどで消されるので、その期間が経過したら、再びクレジットカードを作ることは可能です。

【主な信用情報機関の記録年数】

CIC 5年
JICC 5年
KSC(全国銀行協会) 10年

※この期間が経過すると、クレジットカードが作れるようになります。

既に持っているクレジットカードは使える?更新の審査はどうなる?

任意整理をしても、今使っているクレジットカードはそのまま使えるんですよね?

任意整理をすると、基本的に今使っているクレジットカードはいずれ利用ができなくなります
これは、クレジットカード以外の借金を任意整理した場合でも、クレジットカードの借金を任意整理した場合でも同じです。

すでに作っているクレジットカードについても、ブラックリストに載っているかチェックをするんですか?

カード会社では、クレジットカードの発行後もときおり「途上与信」と言って、信用情報のチェックを行い、カード利用者の信用状態を確認しています。

途上与信 クレジットカード会社が、発行審査後も定期的に個人のカード利用状況を確認する行為。
信用情報機関であるJICCやCICなどに問い合わせて、利用者に問題がないか(滞納などしていないか)を常に確認している。

任意整理をしてブラックリストに載ると、途上与信の際にそのことが判明して、クレジットカードの利用を止められてしまいます。

途上与信って、例えばどういったタイミングで行われるんですか?

よくあるのが、クレジットカードの更新のときですね。その際に信用情報のチェックが行われるので、任意整理をした後にクレジットカードの更新があると、利用を止められると考えていいでしょう。

これって、任意整理以外の債務整理でも同じなんですか?

そうですね。
任意整理でも個人再生でも、自己破産でも同じです。
どの手続きも信用情報機関に事故情報が記録されるので、途上与信の際に債務整理をしたことが分かると、基本的にはクレジットカードの利用を止められてしまいます。

基本的に、ということは例外も存在するのですか?

実は任意整理の場合、未使用のカードや、債務残高がほとんどないカードに関しては途上与信が行われても、利用を止められない場合があります
※そもそも未使用のカードは任意整理できません。

なるほど。では、任意整理の場合ほとんど使っていないカードなどを整理の対象から外しておけば、カードを使い続けられる可能性があるのですね。

【まとめ】

  1. 未使用のカード
  2. 数万円程度しか残債がないカード

は使い続けられます。

任意整理クレジットカード期間

債務整理の後にクレジットカードの審査に落ちたときの3つの対処法

ネットショッピングなど、どうしてもカードが必要な買い物をしたい場合どうすればよいのでしょうか?

債務整理後、通常はクレジットカードの審査に通ることはありませんが、どうしてもカードを使わなければならない時もありますよね。
ここでは、特に任意整理についての対処法を3つ説明します。

任意整理後クレジットカード

(1)デビットカードをつくる

ネットショッピングなどで支払い方法がカード払いしか選べない場合、デビットカードを作るという手段があります。
デビットカードは、銀行口座に残高がなければ利用することができないカードです。

審査がいらないので、債務整理後もつくることができます。

(2)家族カードを使わせてもらう

債務整理をした人も、債務整理をしていない家族が作った家族カードを利用させてもらうことは可能です。

夫が債務整理の手続きをした場合

家族カード任意整理

妻がローンやクレジットの審査に落ちてしまうことは、基本的にありません

債務整理の手続きをすることによって記録される事故情報は、あくまでその個人に関するものです。そのため、夫が債務整理をして信用を失ったとしても、それは妻には影響しません。

妻は自分の名義でローンやクレジットカードを利用することが可能です。
さらに、債務整理をした夫も妻名義の家族カードを使うことができます

なぜなら、この家族カードはあくまで「妻の信用」に基づいて発行されているからです。

債務整理をしたかどうかや、ブラックリストに載っているかどうかといった、夫の返済能力は問題になりません。妻に信用があれば、妻は自分名義のカードを作って、夫に家族カードを渡すことができるのです。

(3)5年ほど待つ

任意整理をしても、その情報は手続き後5年ほどで消されるので、5年が経過するとクレジットカードをもう一度作ることができます

今すぐ使いたい場合はデビットカードで代用し、急ぐものでなければ数年待ちましょう。
なお上で述べた通り、債務整理の種類によってクレジットカードの利用停止期間は異なります。自己破産や個人再生の場合は10年ほど待つ必要があるでしょう。

ただし、クレジットカードの審査が通るかどうかは個人差があるので、弁護士や司法書士に相談してみることをおすすめします。

債務整理をしても、今使っているクレジットカードはそのまま使えるんですよね?

債務整理後は、基本的に本人名義での「借金」をすることができなくなります。連帯保証人になることもできません。
しかし、借金をすることができないということは、借金で苦しむこともなくなるということです。
債務整理、特に任意整理は借金のない生活を始めるための最も良い手続きだと言えます。

クレジットカードのショッピング債務も債務整理で借金を減らせる?

クレジットカードのショッピングやリボ払いの債務も、債務整理の対象になるんですか?

そうですね。
クレジットカードのショッピングやリボ払いの返済が終わらない場合も、債務整理の対象になります。
任意整理・個人再生・自己破産のいずれも、ショッピングやリボ払いの債務を整理することが可能です。

クレジットカードのリボ払いも債務整理で月の支払いを減らせるということですね。

ただし、ショッピングの債務については、過払い金は発生しません
クレジットカードの場合、キャッシングの債務については過払い金が発生することがありますが、ショッピングの債務には過払い金が発生しません。
そのため、クレジットカードを債務整理した場合、キャッシングの債務が過払いとなっていて、ショッピングの債務に借金の残金が残るということが起こります。

こういう場合って、どうするんですか?

この場合には、キャッシングの債務の過払い分と、ショッピングの債務の借金を相殺するという解決方法を取ることになります。なお、過払い分が借金よりも多ければ、その分は返ってきます。

どちらにしろ、借金を減らすことができるんですね。

債務整理をすると、ブラックリストに載ってしまい、ローンやクレジットカードを利用することはできなくなりますが、借金を減らせるというメリットがあります。 また、債務整理をしても、家族カードを利用することは可能です。

さらに、債務整理の中でも任意整理は比較的デメリットの少ない手続きで、任意整理の手続き期間も3か月~半年と短いのが特徴です。
ひとりで借金問題を抱え込むよりも、法律のプロに相談してみるのが解決の近道。

このサイトでは、任意整理を含めた債務整理の相談を無料で受け付けている弁護士・司法書士事務所を紹介しています。まずは気軽に相談を!

債務整理後のクレジットカードの引き落としをストップさせるには

専門家に債務整理を依頼すると、対象とした貸金業者への返済はすべてストップします。支払いをしなくても、貸金業者から請求がくることもありません。

しかし、クレジットカードの支払いを銀行引き落としにしていた場合、専門家への依頼後も引き落としされてしまう場合もあります

というのも、専門家に依頼したからといって、すぐに業者に対して通知が届くわけではなく、タイムラグが生じてしまうからです。
また、専門家からの通知が業者に届いたからといって、即座に業者側で処理されるわけではありません。

最終的に、専門家への依頼後の引き落とし分については返金されることになるのですが、業者側の処理上、即座に入金されるわけではなく、1ヶ月以上期間がかかってしまう場合もあります。

ただし安心してください。引き落としをストップするために、銀行口座を空っぽにしてしまえば問題ありません。

債務整理する前に現金化

専門家への依頼後は、引き落としの対象となっている銀行口座を空にするようにし、現金は手元で保管するか、他の口座に入金しておくようにすれば問題ありません。

普通に処理が進めば、専門家への依頼から2回目(約1か月後)の引き落としがされることはないのでご安心ください。

また、クレジットカードの支払いにしていた銀行口座は、業者側に把握されている銀行口座となります。

専門家への債務整理依頼後は、新しい銀行口座を開設するなどして、引き落としだけでなく差し押さえへの対策も行っておくのが最善策と言えるでしょう。

債務整理による和解が遅れるなど、手続きに時間がかかってしまうと、強制的に財産を差し押さえる手続きに移行される危険があります。業者に把握されている銀行口座を利用し続けるのは賢明とは言えません。

以上の通り、借金問題は複雑で、ひとりで抱え込むのは得策ではありません。任意整理を含む債務整理について、法律のプロである弁護士・司法書士事務所に無料で相談してみましょう。まずは気軽にご相談を!

クレジットカードのことで悩んだら、債務整理に強い弁護士・司法書士事務所に相談してみよう

この記事のまとめ

  • 債務整理をすると、クレジットカードを新しく作ったり更新したりすることは難しい
  • 利用できない期間は5~10年ほどと限られているし、デビットカード・家族カードを代わりに使用できる

以上より、クレジットカードへの影響があるとしても、借金の問題を解決するには債務整理がおすすめです
まずはお気軽に、債務整理のプロである弁護士・司法書士事務所に無料で相談してみましょう。

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