任意整理の期間と手続きの流れ|和解・返済期間とブラックリスト期間

2018.10.24 更新

任意整理の手続きにどのくらいの期間がかかるの
任意整理後どのくらいブラックリスト入りするの?

任意整理は和解手続きの完了後、月々の返済額を減らしてコツコツ返すことができる手続きです。

それでは、和解までの期間とその後の返済が終わるまでどのくらいの期間がかかるのでしょうか?

また、ブラックリストに登録される期間はどのくらいなのでしょうか?

このページでは、任意整理の手続きの流れやそれぞれにかかる期間の説明からデメリットまで、わかりやすく解説します。

借金問題に強い弁護士事務所の詳細を見てみる

この記事のポイント

借金問題はなるべく早く任意整理で解決しましょう

「任意整理の期間」について3つに分けて解説します。

  1. 和解するまでの手続き期間:最短3ヶ月
    債務整理の中でも、任意整理は和解するまでの手続きが圧倒的に短いことが特徴です。自己破産や個人再生は半年ほどかかると言われています。
  2. 任意整理の返済期間:3~5年
    任意整理は3~5年で借金を完済する和解契約です。
  3. ブラックリストの登録期間:5年
    そもそもブラックリストに入るとどうなるのでしょうか。以下で説明します。

任意整理が終わるのは3~5年|手続きの流れを解説

任意整理の流れ

任意整理の手続きの流れとそれにかかる期間をざっくり分けると以下のようになります。

  1. 弁護士・司法書士に依頼後、返済が止まる→1~3日
  2. 弁護士・司法書士が業者と和解交渉する期間→短ければ3ヵ月
  3. 和解した金額で返済をする期間→一般的に3年
  4. 詳しく説明していきます。

弁護士・司法書士に任意整理の依頼をすると督促が止まる

弁護士・司法書士に任意整理の手続きを依頼すると、弁護士・司法書士が債権者(カード会社や消費者金融など)に対して受任通知を送ります。

受任通知とは、弁護士や司法書士が「債務整理の手続きを依頼されました」ということを債権者に知らせるための通知書です。

債権者からの借金の督促は、受任通知が届くとすぐに止まります。

貸金業法や金融庁のガイドラインにより、弁護士や司法書士が債務整理の手続きに介入した後は、債権者は債務者に直接取り立てをしてはいけないことになっているからです。

任意整理を弁護士・司法書士の先生にお願いすると、取り立てが1日~3日で止まるんですね!

任意整理の和解手続きまでにかかる期間は3か月

結論から言うと、任意整理にかかる期間は最短3か月です。

債務整理にかかる期間は、それぞれの手続きによってかなり異なります。

個人再生の場合には、だいたい8ヶ月程度はかかります。
自己破産については、ケースによってだいぶ期間が変わるのですが、だいたい3ヶ月程度~1年以上となるケースもあります。

これらの裁判所を利用する手続きと比べると、任意整理ではあまり期間はかかりません

任意整理では債権者と直接交渉をするので、債権者と話し合いさえつけば、すぐに解決できるからです。

ただしこの場合、債権者の対応によって大きな影響を受けます。
対応の早い債権者であれば、例えば1ヶ月程度などの早期に解決することが可能です。

しかし、対応が遅い債権者が相手の場合には1年以上など、非常に長い期間がかかるケースがあります。
その意味で、任意整理にかかる期間はだいたい3ヶ月と言えるでしょうです。

大手の消費者金融ほど任意整理の交渉に応じてくれる

同じ消費者金融会社なら、大手消費者金融のほうが中小の街金よりも交渉に応じてくれやすいです。

また、クレジットカード会社よりも消費者金融会社のほうが、取引履歴の開示や債務者の提案に対する返答が早い傾向があります。

借り入れ件数が多いほど任意整理の和解交渉の期間は長くなる

任意整理で対象とする債権者の数が多いと、その分交渉が難航する債権者が現れる可能性が高まるので、和解交渉にかかる期間が長引くことが多いです。

任意整理の手続き後の返済期間は3~5年

任意整理の手続き後には、債権者に対して決まった金額の支払いが必要になります。

このとき、月々の分割払いにすることが普通です。
この支払いの期間については、債権者との話し合いによって自由に定めることができます。

一般的には、任意整理後の支払い期間は3年が目安ですが、債務者の支払い状況によっては5年にすることができます。

任意整理の返済期間を延長できるかどうかは弁護士・司法書士の交渉力次第

借金額が大きい場合や、債務者の支払能力が低い場合などには、5年以内の返済が難しいことがあります。
このとき、債権者と交渉をして支払い期間を延ばしてもらう必要があります。

しかし、債権者は通常は支払い期間が延びるのをかなり嫌がるので、支払い期間を延ばすことができるかどうかについては、任意整理を依頼する弁護士・司法書士などの専門家の交渉力に大きく左右されることになります。

  • 任意整理後の返済期間は3年~5年
  • 場合によっては7年も可能
  • 返済期間を延長できるかは、弁護士・司法書士の実力次第

ということですね!

任意整理をしてブラックリストに載る期間は5年

ブラックリスト期間

任意整理をすると5年間は信用情報機関に事故情報として登録され、「ブラックリスト状態」となります。

ブラックリストに登録されることで制限されること

  • クレジットカードが使えない
  • 住宅ローンや車のローンが組めない
  • 携帯電話などの分割購入ができない
  • 子供の奨学金の保証人になれない

消費者金融やクレジットカード会社は信用情報機関が管理している個人の信用情報を参照して審査をします。

任意整理をしてブラックリストに登録された場合、この個人の信用情報が消えるまでの5年間は新しくカードを作ったりローンを組もうとしても審査に落ちてしまうというデメリットがあります。

また、連帯保証人になることができないので、子供が奨学金を利用する際には保証人になることもできなくなってしまいます。

任意整理をすると口座凍結されるの?

任意整理の対象に銀行カードローンがあると口座が一時的に凍結され、預金が下ろせなくなります。

弁護士や司法書士に任意整理を依頼すると、担当者から銀行に債務者から依頼を受けたことを通知します。これを受任通知といいます。

銀行は受任通知を受け取った時点で、借金が回収できなくなるリスクを避けるために債務者の銀行口座を凍結し、預金残高と借金を相殺することが可能になります。口座が凍結されれば残っている預金がそのまま借金の返済に充てられることになります。

ここで、債務者は銀行が凍結される前にきちんと対応することが大切になります

一つの対処法として、銀行を任意整理の対象から外すことで口座凍結を防ぐことができます。どうしても凍結されたくない口座がある場合はその旨を弁護士や司法書士に伝えましょう。

また、口座凍結の処置がなされるのは弁護士・司法書士に依頼してからになるので、あらかじめ残高をゼロにして新しい口座を開設すれば問題ありません。

月々の返済を減らしたい場合は任意整理を

「借金が返せない…」=「自己破産」と考えている人は多いと思います。

しかし、「月々の返済額を減らしたい」という人には、任意整理も一つの手段としておすすめします。
※会社が倒産してしまったという経営者の方など、借金額が大きい場合には個人再生もよくとられます。

以下に借金を減らす手続きとしての任意整理を自己破産と比較します。

任意整理 自己破産
内容 借金の利息をカットしてもらい、無理のない返済額で月々返済する。 借金は全額免除される。ただし家を含む全財産も失う。
対象になる人 3~5年で借金を返せる収入と借金額 借金を返すことが不可能なくらいの収入と借金額
期間と費用 手続きは最短3ヶ月。
弁護士費用は10万弱+減額分の10%~
裁判所を巻き込むので手続きは半年ほどかかる。
弁護士・司法書士費用は50万円~

収入や借入額によって適切な手続きは変わるので、借金で生活が苦しい方は専門家に無料相談してみましょう。

関連記事

学生のための債務整理カンタン解説|返せない借金の相談先は?

目次任意整理とは?大学生でも手続きすることはできるの?奨学金は任意整理できないの?未成年者の場合は任意整理に親の同意が…

任意整理をしても携帯電話やスマホの分割購入ってできる?

目次任意整理をしても携帯電話の新規購入や機種変更は可能!現在使っている携帯電話へ影響は?任意整理の際は注意が必要任意整…

レイクの返済に困った!任意整理が借金の返済額を減らせる理由

目次新生銀行カードローンレイクの借金を任意整理するメリット任意整理の手続きをするメリット4つレイクの借金を任意整理したほ…

モビットの借金を任意整理する前に知っておきたいポイント

目次モビットの借金を任意整理すれば、周囲に秘密で返済額を減額できる任意整理の手続きをするメリット任意整理におけるモビッ…

夫や彼氏の多額の借金。代理で任意整理はできる?

目次夫や彼氏が内緒で借金をしていた!返済の目途は…?多重債務の可能性も…返済状況の確認を!代理で任意整理はできない!本人…