借金の滞納を続けると、債務整理をするよりも状況は悪化する

 

借金の滞納を続けていると、「借金の残りをまとめて支払え」という内容の一括請求が送られてきます。
そして、さらに状況が悪くなると、裁判を起こされる可能性も......。
そこで今回は、借金の滞納を続けてから裁判を起こされるまでの流れや、もし借金の支払いが時効になった場合にはどうするかを中心に、先生に聞いてみました。

・借金の滞納を続けると、裁判を起こされてしまう可能性がある
・時効の効果を得るには、援用をしなければならない
・税金、年金や健康保険の保険料は、債務整理の対象にならない

「278万円の借金をゼロにした事例があります」

まずは無料相談でお悩みをお聞かせください!

弁護士の画像
メールの画像

弁護士法人
サルート
法律事務所

電話番号の画像

借金を滞納したままにすると、裁判を起こされることも!

  • 借金の滞納を続けると、最悪の場合は裁判を起こされてしまうんですよね。

  • そうですね。でも、いきなり裁判を起こされるわけではありません。

  • それでは、どういった流れを経てから裁判になるんでしょうか。

  • 借金を滞納すると、まずは借入先の消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者、銀行などの金融機関から、電話や郵便などで支払いの督促が来ます。この督促を無視していると、今度は借金の残金の一括請求書が送られてくることが多いですね。

  • 一括請求書って、つまり、「借金の残りをまとめて支払え」っていう内容ですよね。

  • そうですね。
    一括請求書には高額な遅延損害金も加算されていることが普通であり、思ってもみないほど高額の金額を請求されます。この一括請求書は、内容証明郵便という種類の郵便で送られてくることが多いですね。

  • 遅延損害金って、どれくらい加算されるんでしょうか……。

  • 一括請求の際に加算されてる金額は、「滞納が開始してからどのくらい経っているか」によって変わります。滞納してから約2カ月後の、最初に送られてくる一括請求書の場合、遅延損害金の金額はそれほど高くはありません。2カ月分しか遅延損害金がたまらないからです。
    そのため、この場合の遅延損害金の割合は数%にすぎません。

  • それなら、滞納してから1年ぐらい経つとどうなるんでしょう。

  • 先ほど説明したように、遅延損害金は時を経るに従って加算されていきます。そのため、滞納が1年にもなると、遅延損害金が占める割合は10%を超えてしまうでしょう。

  • 借金の内容によっても、加算される遅延損害金の金額(割合)は違うんでしょうか。

  • 銀行カードローンやキャッシング、クレジットカードの遅延損害金の利率については、大手の消費者金融やクレジットカード会社であれば、どこも20%ほどになっています。

  • なるほど。

  • 中堅の消費者金融では、高い遅延損害金が設定されていることもあります。
    しかし、クレジットカードについては、ショッピング債務の遅延損害金の利率は14.6%が上限となっているので、これを超えることはありません。
    また、銀行カードローンの場合、保証会社による審査が行われます。そして、ローンを滞納すると、すぐに保証会社が代わって支払いをします。そのため、実際に遅延損害金の請求をしてくるのは保証会社であることも多いです。
    借金の督促を無視していると借金問題はより深刻化するので督促でお悩みの方は弁護士へ相談してみると良いでしょう。

「278万円の借金をゼロにした事例があります」

まずは無料相談でお悩みをお聞かせください!

弁護士の画像
メールの画像

弁護士法人
サルート
法律事務所

一括請求書が送られてきたら要注意!

  • 一括請求書が入っている内容証明郵便も無視すると、どうなるんですか?

  • この内容証明郵便による請求も無視していると、いよいよ裁判を起こされることになります。
    裁判を起こされた場合には、裁判所から特別送達という種類の郵便で、お金を貸している債権者からの訴状と呼び出し状が送られてくることになります。

  • 一括請求書は、借金の滞納をしてからどれくらいで送られるんでしょうか。

  • 一括請求書が来るタイミングは、滞納してからだいたい2カ月後くらいです。ほとんどの借金の約定では、2カ月以上滞納があった場合には「期限の利益を喪失する」と記載されているからです。
    消費者金融やクレジットカード会社による差はさほどはなく、滞納してから2カ月~3カ月の間に一括請求書が届きますね。
    一括請求も放置していると、最悪、借金の滞納が原因で差し押さえという事態も起こります。

  • 「期限の利益」って何ですか?
    期限に利益なんてあるんでしょうか……。

  • 「期限の利益」というのは、期限が設けられていることによって、債務者が受ける利益です。
    借金の返済期限が決まっている場合、その期限になるまでお金を借りた人は返済しなくてもいいですよね。また、その期限になるまでは、お金を貸した人から返してほしいと言われることもありません。こういった利益を「期限の利益」と言います。

  • なるほど。
    それなら、「期限の利益を喪失する」というのは、そういった利益がなくなるということですね!

  • そうですね。
    「期限の利益を喪失する」とは、分割払いができなくなり、一括払いをしなければならない状態になるということです。

「278万円の借金をゼロにした事例があります」

まずは無料相談でお悩みをお聞かせください!

弁護士の画像
メールの画像

弁護士法人
サルート
法律事務所

借金の支払いが時効になったら「援用」を!

  • 借金の滞納をした場合、消費者金融会社やクレジットカード会社から連絡が来ないということもあるんでしょうか。

  • 借金の滞納があると、通常は消費者金融やクレジットカード会社から督促や問い合わせの連絡があります。ただし、絶対に連絡が来るとは言い切れません。

  • 例えば、どういうケースだと、連絡が来ないかもしれないんでしょうか。

  • 例えば、契約した後に住所の変更があっても住民票を移していない場合、携帯電話やスマートフォンを変更しても新しい番号を伝えていなかった場合などには、連絡先が分からないので、連絡や督促が来ない可能性もありますね。

  • なるほど。

  • また、消費者金融やクレジットカード会社で手違いやトラブルが発生して、連絡や督促が来ないケースもあるかもしれません。

  • 連絡や督促が来ないので、お金を借りた人が支払うなどのアクションを起こさなかった場合、どうなるんですか?

  • 返済の督促がない場合には、放置していても特に問題にはならないでしょう。最終の支払いから5年が経過すれば、時効によって借金がなくなる可能性もあります。

  • なるほど。

  • ただし、後に何らかのきっかけで(例えば、住民登録をした場合など)、消費者金融やクレジットカード会社に連絡先が判明したら、そのときは裁判を起こされる可能性があります。
    また、借金の返済が遅れると遅延損害金が発生します。もし、もう少しで時効が完成するというタイミングで訴訟を起こされた場合、それまでの遅延損害金をまとめて、かなりの金額を請求されることになるでしょう。

  • それはいやですね……。

  • このように、借金を返済しないで放置していると、後になって請求された場合に遅延損害金を含めて、かなりの金額を請求されてしまうというリスクがあります。

  • 借金を滞納した場合、ほとんどのケースで裁判を起こされるんでしょうか。

  • 借金を滞納してから、消費者金融やクレジットカード会社から連絡があっても、裁判にはならないケースが結構あります。
    また、裁判になっても強制執行がなされないこともよくあります。この場合にも、同じように放置していれば、時効が完成する可能性がある反面、時効が完成する直前になって裁判を起こされることもあります。
    なお、裁判によって判決が確定している場合、借金(債務)の時効が完成する期間は5年ではなく、10年になります。

    通常の借金 5年で時効が完成
    裁判によって判決が確定している場合 10年で時効が完成
  • 時効が完成したというのは、どうやって消費者金融やクレジットカード会社に伝えるんですか?

  • 時効の完成は、そのまま放置していても効果を得ることはできません。時効の効果を得るには「援用」という手続きが必要です。

  • 「援用」って何ですか?

  • 時効が成立したというのを主張することです。
    援用の方法としては、債権者に対して「~の借金については消滅時効(※)が成立しているので、援用します」という内容の書類を送ります。援用の書類を送る場合、後で証拠が残るように、内容証明郵便の方法を選択するべきです。
    ※法律で定められた一定期間が経過した場合、法的な権利が消滅すること(権利を行使することができなくなること)。

  • もし、借金をして時効が完成したときには、援用をするのを忘れないようにしないと。

  • そうですね。
    援用をしないまま、借金の一部を返済するといった、借金を承認するかのような行動をすると、全額支払わなければならなくなってしまいます。

「278万円の借金をゼロにした事例があります」

まずは無料相談でお悩みをお聞かせください!

弁護士の画像
メールの画像

弁護士法人
サルート
法律事務所

こんなお金も債務整理の対象になる!

  • 借金を滞納して、遅延損害金が発生している状況で債務整理をする場合、遅延損害金を支払わなくて済むようになるんでしょうか。

  • すでに発生している遅延損害金を支払わなくて済むかどうかは、債務整理の種類によります。
    自己破産の場合、全ての債務の支払い義務が免除されるので、当然遅延損害金も支払わなくて済むようになります。

  • なるほど。

  • 個人再生の場合、すでに発生している遅延損害金も減額の対象になります。そのため、支払わなくて済むことにはなります。
    ただし、個人再生の場合、全額支払わなくて済むというわけではなく、その事案での減額率による減額となります。例えば、借金の返済義務が5分の1になる事案であれば、遅延損害金も5分の1になるというわけです。

  • この説明の流れ(全額免除→減額率による減額)だと、任意整理の場合はさらに違うような気がしますね。

  • いい勘をしていますね。
    任意整理の場合、個別に債権者と交渉することになるので、遅延損害金の支払いはそれぞれの債権者の対応によって異なります。
    しかし、任意整理の場合、すでに発生している遅延損害金を支払わなくて済むという内容を、債権者が認めないケースが多いですね。
    ただし、弁護士が介入してから合意が成立するまでの経過利息や、合意後の利息である将来利息は支払わなくて済むことが多いです。

  • 債務整理って、借金以外にも対象となるんでしょうか。例えば、税金や年金の保険料、携帯電話やスマートフォンの料金、家賃などを債務整理の対象にできるんですか。

  • 税金、年金や健康保険の保険料は、債務整理の対象になりません。
    そのため、税金や年金・健康保険の保険料は、自己破産によっても免責されません。自己破産をしても、税務署や役所の窓口で話し合いを行い、分割納付などの方法で支払いを続けることになります。

  • そうなんですか。

  • なお、税務署や役所の窓口で税金の支払いについて話し合いをしても、ブラックリストに載ることはありません。

  • 携帯料金や家賃はどうなんでしょう。

  • 携帯電話やスマートフォンの料金と家賃は、債務整理の対象になります。
    基本的に、家賃については家主へ直接支払っていたのであれば、債務整理をしてもブラックリスト状態にはなりません。しかし、家賃を信販会社やクレジットカードを通して支払っていた場合には、債務整理をするとブラックリストに載ってしまいます。

  • なるほど。

  • 携帯電話やスマートフォンについても、端末代を分割払いしていた場合、債務整理をするとブラックリストに載ってしまいます。

  • でも、債務整理をすると、支払いが減額や免除されるのは同じですよね。

  • そうですね。
    ただし、携帯電話やスマートフォンの料金を債務整理すると、そのキャリアでの契約が難しくなるなどの制限が課されることがあります。

  • 分かりました!

  • 借金を滞納していて、支払わないままでいると裁判を起こされる可能性があるので注意しましょう。
    もし、借金の支払いで悩んでいるのなら、弁護士に相談してみましょう。
    このサイトでは、債務整理の問題に強い弁護士事務所を紹介しています。
    相談をするのは無料なので、まずは悩みを聞いてもらうだけでもいいでしょう。

「278万円の借金をゼロにした事例があります」

まずは無料相談でお悩みをお聞かせください!

弁護士の画像
メールの画像

弁護士法人
サルート
法律事務所

電話番号の画像

注意書き