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「弁護士の存在を身近に感じてもらうことが安心感や信頼感に繋がる」弁護士法人・響 西川研一先生インタビュー

2019.08.30 更新

弁護士に相談したいけど選び方がわからない…
信頼できる弁護士ってどんな人?

いざ、弁護士へ相談しようと思ってもどんな弁護士に相談すればいいのかなかなかわからないもの。 弁護士とひとくくりにするのではなく、一人の人間として知ることができれば、相談する弁護士を選びやすくなるかもしれません。

今回、弁護士法人・響の代表を務める西川研一先生にインタビューを行いました。この記事ではそのインタビューの様子を紹介します。

弁護士を志したきっかけは「不合理さ」を何とかしたいという思い

  • 弁護士法人・響 代表弁護士 西川 研一
  • 京都府出身
  • 立命館大学法学部卒業
  • 2007年 9月 愛知県弁護士会 入会、弁護士法人名古屋E&J法律事務所 入所
  • 2011年 9月 大阪弁護士会 登録換、田中清和法律事務所 入所
  • 2013年 8月 響総合法律事務所 設立
  • 2014年 4月 弁護士法人・響 設立

まずは弁護士を志したキッカケを教えてください。
西川研一先生(以下:西川):私が高校生の時に「過労死」という言葉が使われ始めました。 小学校の頃に両親が離婚して、妹と私は母親に引き取られました。当時、母子家庭はまだまだ珍しい時代。逆風のなか母親は公務員で、苦労して私たちを育ててくれていたので、私自身「働く」ことが身近なものとして感じていました。

そんな中、高校生の時に過労死が問題になって、家族の幸せや自分の幸せのために働いているのにも関わらず、必死で働いているのに不幸になる方が大勢いる社会に不合理さを感じて「なんとかしたい」と思ったのが一番のきっかけです。

そして「じゃあ自分に一体何ができるだろう」と考えました。法律にある条文は中立的に書かざるを得ない側面があり、権力側、そうでない側、弱者のためにも強者のためにも、平等な性質を持ってる。だからこそ「法律を駆使すれば、弱者を救済することも可能じゃないか」と考え、「じゃあその法律を使う弁護士になろう」と思いました。

それ以降も、大学生になってからは「自分の子どもや孫に恥ずかしくない生き方をしないと」と思いました。 法律に詳しくなるほど、法律の不完全さ、カバーできていない部分を感じるようになり、さらに弁護士を志す気持ちも強くなっていきました。憲法訴訟や法改正運動の時に、訴えを論理的に構築して先頭に立つことができるのは弁護士だろうという感覚。そういう意味でも、権利や安全を守るために力を尽くせるのは弁護士だと考え、法律という武器を身に着ける必要があると感じていました。

弁護士になって感じた情熱(パッション)の大切さ

弁護士になる前後で何か変化はありましたか?
西川:司法試験合格後、修習生といって研修期間があるんですが、その時も過労死事件の遺族に話を聞く機会や勉強会に参加していました。 ほかにも環境問題の勉強会などにも参加していたのですが、直接いろいろな体験をすると「やっぱあかんやろ」と。パッションというか「何とかしなければいけない」という思いはすごく強かったです。

でも、実際に弁護士となってからは「情熱だけでは太刀打ちできない」というのもすごく感じました。

弁護団の一員として参加させていただいた「名古屋市バス過労死事件」でも、労災を得るための認定期間が10年程かかっています。

そこに至るまで、行政や裁判官の姿勢などに憤りを感じることもありました。一方で弁護団でご一緒させていただいた先生方の技術や能力、知識の深さを見て「ここまでの力が必要なのか」と痛感しました。

そこで、「パッションだけではどうにもならないが、パッションが原動力になっている」ことも感じ、すごく大事なことだと感じました。

弁護士は自分にとって天職

弁護士をやっていて、やめたいと思う瞬間はありますか?
西川:もしかしたらこの先あるのかもませんが、今のところありませんね。 自分にとって弁護士は天職だなって思っていて。やっぱり人の役に立てて感謝してもらえて、それだけだと他の仕事でもあると思いますが、それだけじゃなく、そこから世界を変えることを仕事としてできる。

例えば、「沖縄の基地問題を解決しましょう」といった運動をする時に、一般の方であれば普通に仕事した上で、休日など余暇の時間を利用しなければならない。

我々の仕事は、それを憲法訴訟として国を相手に闘うことそのものが仕事であり、同時に社会的な活動として世界を変えてく仕事に繋がっていく。こんな仕事は他にないと自分の中ではすごく感じますね。

だから、そういう大きな構造、大きな捉え方をした時に「やめたい」なんて思うことはありませんでした。

もちろん個別の事件でどうしようもなくなったこともありました。振り返ってみれば結局は自分の未熟さだったと思います。でも弁護士をやめたかったかというとそれは違いました。

弁護士になった当時、名古屋の事務所で働いていたのですが、その時のボスは、駆け出しの私にいろいろな案件に触れさせてくれました。

ボスは、当時、沖縄の辺野古基地反対のためにジュゴンを守るという訴訟をサンフランシスコ地裁に起こすという案件があって、そういうグローバルなことを思いつく人でした。またそのボスの周りにはそういうグローバルなことを思いつく人たちが集まるんですよね。その経験が本当に良かったんだと思っています。

自分の場合は個別解決する案件ももちろん経験しましたが、社会を変えてく仕事も弁護士として携われるんだと感じることができた。そして実際にやってる先生方が周りにいた。それを間近に見ることができたことで弁護士という仕事そのものを大きな視点で捉えることができました。
歴史的な大きな視点で考えたら、この仕事をやめるという選択肢はないと考えています。

弁護士の意義は「依頼者が未来へと踏み出す環境を整えること」

弁護士をやっていて、すごく良かった実感することはありますか?
西川:簡単なところで言うと、昔の同級生や、行きつけのバーのマスターなどから未だに法律相談を受けることがあります。そんなに難しくない内容でも、相談に乗るとすごく感謝してもらえるんですよね。その時に自分の知識や経験が役立っていると実感します。

個別事件の話でいうと、離婚や不貞、もちろん企業の損害賠償請求もそうですが、我々の扱うことは過去の紛争なんです。過去の紛争を解決するということは、同時に未来に踏み出すその環境を整えてあげることでもあると感じています。

例えば離婚の問題は、結婚の負のしがらみを断ち切って、新しい人生の一歩を踏み出していただくことでもあります。また、企業の損害賠償請求も、そこに一定の決着をつけて新しい事業展開に進むための地盤を作るということです。

過去の紛争を取り扱いつつも「未来に向けて踏み出す」という感覚を依頼者と共有できた時は、「この人の人生に貢献できた」と実感し、弁護士をやっていて良かったと思います。

印象的な債務整理案件と心に残る恩師の言葉

印象に残っている債務整理案件を教えてください
西川:自己破産の依頼に来られた女性のケースが印象深く残っています。30代後半~40代の女性の方で債務額が400~500万円くらいで、その理由はいわゆる出会い系サイトへの課金だったんです。 自己破産の手続きで裁判所から免責(許可)を得る条件の一つに、借金をした理由が正当なものであること、というものがあります。

そのため、今後の更生を示すために出会い系のメールを辞めなければならないのですが、なかなか断ち切れないなど、トラブルが絶えませんでした。 最終的には裁判所も協力してくれて、なんとか免責にしたという案件がありました。

名古屋時代のボスの言葉で印象に残っているのが「借金のために死ぬことはないんだ」ということを依頼者に対して強調していたことです。

今でこそ、借金は解決できるものだとCMなどのおかげで広まっていますが、当時は借金苦で一家心中や自殺が少なくない状態でした。

そして、未だに「逃げ回らないといけないんじゃないか」と思ってる人がいたり、「借金は恥ずかしいこと」だと思っている人がいます。

ボスは「裁判所は、人生を一度失敗しても、リスタートさせてくれる。もう一度やり直すチャンスを法律が与えてくれているんだ。だから何も恥ずかしがらずにワンチャンス使っていい。ただ、ワンチャンスだよ」という趣旨のことを依頼者に対して伝えていました。

また、依頼者に対して借金を重ねたことを叱ることもありませんでした。「ここに来るまでにいろいろな人にいろいろなことを言われて、依頼者はホントに反省しているから、大変だったね、本当にここまで頑張ってきましたねって言葉から始めることが大切だ」という話をしてくれましたね。それは私が弁護士になりたての時のことですが、今でも忘れずに心に残っています。

「借金問題は、生活を破綻させたり人生を棒に振るようなものではない。借金は解決できる」ということを依頼者に伝える。それが弁護士の役割であるということをボスに教えてもらいました。今は私が事務所のメンバーに伝えるようにしてます。

各分野のエキスパートがいる事務所を目指す

事務所の将来像はどの様にお考えですか?
西川:現在は東京・大阪・福岡ですが、支店を各地に展開していきたいと思っています。各地に展開することで、そこに住む人たちを救うことができる。身近にあるということが安心感や信頼感につながってくると考えています。

また、同時に社会的活動の拠点として、それぞれの地域にある問題に対して弁護士が取り組んでいけるような仕組みを作る地盤にしていきたいと考えています。 その観点から将来的には海外展開も考えています。海外にある日本企業のサポートと合わせて、その地域で起こってる国際人権問題などの解決も担えるような事務所にしていきたいと思います。

また、依頼者ニーズを最大限実現できる、優秀なスタッフの育成にも取り組む必要があります。まだまだ我々にコンタクトができてない方々がたくさんおられると思うので、間口を広げたいとも考えています。そのためにはこちらの組織もしっかり強大なものにしていきたいと思います。

自分一人だとできることが限られますが、多くの弁護士が居ればそれだけやれることが増えてくる。弁護士としてしっかり能力を発揮するのはもちろん、各分野の社会問題についていろんなエキスパートがいるような事務所を目指しています。


インタビューを終えて

今回は弁護士法人・響の西川研一先生にインタビューをさせて頂きましたが、ユーモアを交えながらもとても強い信念を持っていらっしゃる方だと印象を受けました。

「借金問題は、生活を破綻させたり人生を棒に振るようなものではない。借金は解決できる」という西川先生の恩師からの言葉通り、借金の問題は信頼できる弁護士に相談することで解決に向けて一歩を踏み出すことができます。

強い信念をもった弁護士であればきっと心強いサポートが受けられるはずです。 その人がどんな志を持った弁護士か、どんな理念を持った弁護士事務所かを調べてみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。


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