リボ払いの手数料は高い?デメリットを避けて賢くリボ払いを使う方法

2019.10.30 更新

リボ払いは、月々少額の支払いで高額の商品を購入できる便利な支払い方法です。

しかし一方で、「手数料が高い」「手数料にどんなデメリットがあるのかよくわからない」といわれることがあります。

ここでは、具体的に

  • リボ払いでどれだけ手数料がかかるのか
  • 実際に手数料はどのように計算されるのか
  • デメリットにどう対応したらよいか

などについて詳しく説明します。

リボ払いの手数料はどのくらい?

リボ払いは月々の返済金額に手数料が加算されます。
手数料はカード会社によって多少異なりますが、年利15%が相場です。

「年利15%」がどれくらいの金額なのかイメージしづらいかもしれませんが、これは消費者金融からの借り入れと同程度になります。

リボ払いはクレジットカードの支払い方法の一つですが、その仕組みは消費者金融などから借金をしているのとなんら変わりないのです。

ショッピングリボ払い手数料率とローンの利率の比較

では実際に、主要なカード業者のリボ払い手数料率・消費者金融・自動車ローンの利率を比較してみましょう。

主要カードのショッピングリボ払い手数料(年率)

カード名 楽天カード JCBカード 三井住友カード
リボ払い手数料年率 約15% 約15% 約15%

カードローン・消費者金融の利率(年率)

貸金業者 銀行系カードローン
(東京三菱銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)
消費者金融
(アイフル・アコム・レイクALSAなど)
年利
(100万円未満)
約14% 約18%
年利
(100万円以上)
約12% 約15%

自動車ローンの利率(年率)

自動車業者 銀行系マイカーローン ディーラーローン
年利
(相場)
約4% 約8%

※上記利率はあくまでも目安です。

自動車ローンの利率が低いのは知っていても「リボ払いより消費者金融からお金を借りたほうが、利率が低い場合がある」というのは意外かもしれませんね。

もちろん、クレジットカード利用時に「リボ払いで」と言うだけで利用できる気軽さがリボ払いのメリットではありますが、利息(手数料)という観点で見れば、負担が大きくなるといえるでしょう。

リボ払い手数料の計算方法

では、手数料はどのように計算すればよいのでしょうか?

リボ払い手数料=支払残高×金利(手数料の利率)×31日÷365日

具体例を挙げて見てみましょう。

たとえば、10万円のパソコンをリボ払い(金利15%)で毎月5千円ずつ返済する(残高スライド方式)場合、初月の手数料は、
10万円×15%×31÷365=1,274円
となり、支払総額は6,274円となります。

翌月は、5千円減った元金9万5千円に対して、同じように手数料がかかります。そのため計算すると1,210円となります。

このように毎月手数料を支払っていくと、払い終わる頃には10万円の買い物に対して1万円以上の手数料を支払う計算になります。

リボ払いの支払い方式によっては手数料がさらに高額になることも

なかなか気づきづらい点ではありますが、リボ払いの支払方式には大きく分けると2つあります。どちらの方式かによって、月々の返済額やトータルでかかる手数料が変わります。

  • 元金定額リボ払い方式:元金返済額を毎月一定金額支払った上で、さらに手数料(利息)を加算する
  • 元利定額リボ払い方式:支払い残高にかかわらず、毎月の支払いが一定額になる
  • ※元金返済額=元金(借り入れ残高)の返済に充てられるお金

少し分かりづらいかもしれませんが、先ほどの10万円をリボ払いで支払ったケースでお話しすると、

元金定額リボ払い方式の場合、初月に支払う金額は
6,274円(元金返済額5,000円+手数料1,274円)
元利定額リボ払い方式の場合、初月に支払う金額は
5,000円(元金返済額3,726円+手数料1,274円)

となります。

一見すると、元利定額リボ払いの方が返済額が少ないように思えるかもしれません。しかし元金に充てられる金額(元金返済額)が少ないため、なかなか元金が減らず、「完済まで期間が延びる」「トータルの手数料額が増える」ことになります。

どちらの方式かはカードの契約書、もしくはカード会社に問い合わせれば確認できますので、ぜひ一度確認してみましょう。

リボ払いのトータルの手数料と完済までの期間をシミュレーション

では、リボ払いの返済を続けていると最終的に
「どれくらいの手数料がかかるのか?」
「返済が終わるまでの期間は?」

についてシミュレーションしていきましょう。


カード会社によって計算方法は異なるので、参考として確認してください。

■30万円の商品を購入した場合

月々2万円の返済とすると…

  • トータルの手数料:34,311円
  • 支払い回数:17回

月々5万円の返済とすると…

  • トータルの手数料:13,849円
  • 支払い回数:7回

■50万円の品物を購入した場合

月々2万円の返済とすると…

  • トータルの手数料:103,248円
  • 支払い回数:31回

月々5万円の返済とすると…

  • トータルの手数料:37,511円
  • 支払い回数:11回

■100万円の品物を購入した場合

月々2万円の返済とすると…

  • トータルの手数料:579,052円
  • 支払い回数:79回

月々5万円の返済とすると…

  • トータルの手数料:157,936円
  • 支払い回数:24回

※いずれも「元金定額リボ方式」「手数料は年率15%」で計算しています。

シミュレーションのとおり、毎月の返済額が少なければ、トータルの手数料も高くなりますし、完済までの期間も延びてしまいます
また購入金額(借り入れ金額)が高額になると、膨大な手数料を支払う事態に陥ってしまうでしょう。

リボ払いは毎月の返済額を一定にできるメリットがあります。
だからといって返済額を少なくすると、負担が大きくなることは必ず覚えておきましょう。

【支払いシミュレーションサイト】

ご自身のリボ払いで支払や手数料の負担額が気になる人は、シミュレーションサイトでチェックしましょう。

主要なカード会社のシミュレーションサイトは、以下のとおりです。
利用明細で支払い方式や支払いプランを確認してシミュレーションをしてください。

楽天カード ショッピングリボ払い返済シミュレーション

https://www.rakuten-card.co.jp/adjustment/revo/simulation/20180910/

TS3(キュービック)カード ご返済シミュレーション

https://my.ts3card.com/webapp/ToADMC334Action.do?command=

JCBカード ショッピングリボ払いシミュレーション

https://www.jcb.co.jp/service/payment/pop/shopping-revolving-simulation.html?pram=searchsim

手数料のデメリットをうまく避けてリボ払いをするコツとは?

ここでは、リボ払いのリスクを避けるためにおさえておきたい注意点を

  • 申し込むとき
  • 利用するとき
  • 利用した後

にわけて詳しく解説します。

■申し込むときの注意点

ポイントアップやキャッシュバックキャンペーンなどの特典目当てのリボ払いの登録にはくれぐれも注意しましょう。

ポイントアップやキャッシュバックで得た特典分の金額よりも、支払いを終えた時点で発生した手数料総額の方が大きい、というケースが珍しくないからです。

「リボ払いならポイント還元率がお得!」のような特典付きをアピールしてリボ払いの登録に促す話をよく耳にします。
中には特典につられてうっかり登録してしまい、気が付けば支払に追われて手数料が増えてしまう事例もあるようです。

一見するとお得に思える特典ですが、本当に得なのかを判断するためにシミュレーションをしてから利用するようにしましょう。

■利用するときの注意点

  • どうしても必要なときだけ利用する
  • リボ払いは、どうしても使う必要がある場合のみに限定して利用しましょう。

    商品の購入の時には、自分の収入に見合った買い物なのか、カード利用の残高は多すぎないか、また、その買い物は衝動買いにならないかなどを考えて「どうしても必要かどうか」を判断してください。

    そして、支払いの選択肢はリボ払いしかないのかどうかも考えましょう。
    例えば、「ボーナス一括払い」「分割2回払い」を使えるのであれば手数料はかかりません。
    収入が見込める場合は、完済のタイミングが明確な「指定月一括払い」という方法もあります。


  • 完済してから新しい買い物に利用する
  • リボ払いを使うときは、1回の利用金額の支払いを完全に終わらせてから、次の買い物に利用するようにしましょう。

    支払い残高があるにも関わらず他の買い物に利用してしまうと、さらに残高を増やすことになるので自ずと手数料も増えてしまいます。

    これを繰り返していると、支払いが長期化してますます負担額が膨らむ一方です

    完済していないのに新しい買い物に繰り返して利用することのないように、くれぐれも注意をしてください。

■利用後の注意点

リボ払いの利用後は、毎月送られてくる明細のチェックを欠かさないでください。
明細のチェックは、計画的な支払いの前提になります。

次の点をおさえておくといいでしょう。

  • 締切日・利用日・それぞれの利用額の確認。これは不正利用防止のためにも大切です。
  • 利用総額・支払方式・手数料の金額・元金と手数料の内訳・残高の確認
  • 不明な点があれば、コールセンターなどに連絡。今後の返済見通しも含めて把握する

また、繰り上げ返済を使える場合は、いついくら返済すると何ヶ月後に支払返済が完了するか、確認することをおすすめします。

やり方次第で返済回数・期間を大幅に減らすこともできますので、まとまった収入があるときなど、少し余裕のある時にはぜひ活用しましょう。

まとめ

リボ払いの手数料は、借金と同様に重い負担になってしまうことがあり、それが支払長期化の要因の1つとなっています。

月々低額の支払いで高額の商品を買うことができることは一見便利なようですが、元金がその分なかなか減らず、手数料が増えてしまうという買い物の仕方には注意が必要です。

リボ払いで手数料を増やさないために、例えば、1つの買い物の支払いを完全に終わらないうちは、新しい買い物には利用しないようにするなど、日頃の買い物には慎重になってください。

リボ払いで手数料を増やさないために、コツをおさえた買い物を心がけましょう。

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