リボ払いのデメリットは知らなきゃダメ!リボ地獄の仕組みを徹底解説

2019.12.27 更新

最近一括の支払いが苦しい…リボ払いに変更しようかな
リボ払いは危険っていうけど、実際には何がどう危険なの?

リボ払いは、クレジットカードなどの支払いを月々一定額にすることができるという便利な側面も持つ一方、いくつかのデメリットも存在します。

例えば
高い金利手数料
支払い残高がわかりにくい
返済が長期化する事がある
といった点が挙げられます。

しかし、リボ払いの危険性を把握し毎月の返済を続ければ、上手にリボ払いを使えるかもしれません。
また、リボ払いの返済に現在困っている方にも伝えたい対処法も存在します。

この記事では、

  • リボ払いのデメリットとは
  • リボ払い体験談
  • リボ払いで失敗しない対処法

について紹介します。

リボ払いの返済に困っている方はこちら

リボ払いのデメリットとは?利用の手軽さで陥るリボ地獄の恐怖

リボ払いは、月々の支払い額が一定で収支管理をしやすいといった点で便利です。
予定通り毎月支払っていれば、リボ払いの利用でご自身の信用に傷がつくことはありません。

計画的に利用できれば問題はないのですが、実は、リボ払いのデメリットが持つ問題は小さくありません。
デメリットに陥ったことで返済に追われて悩んでいる人も多くいるのです。

リボ払いのデメリットとは、次に挙げる4つです。

  • 高い手数料が発生
  • 支払い残高がわかりにくい
  • 支払額が低いと返済は長期化する
  • 借金と同じ仕組みという意識が薄れがち

これから詳しく説明していきます。

高い手数料が発生

リボ払いの手数料の相場は年率15.0%で、一般的な利率の相場からは高いとされています。
なぜ高いとされているのか、実際に他の利率と比較してみましょう。

リボ払いの手数料は元金に一定の割合をかけることで計算できる仕組みで、これは借金の利息と同じ仕組みです。

そこで、

リボ払い手数料(楽天カード、JCBカード、三井住友カード)=15.0%

こちらと他の目的別ローンやカードローン利息と比較してみます。※利率は目安です。

マイカーローン=約4%(銀行ローン)
金利はリボ払いの約4分の1と低額です。

コレクターズローン=2.5%~7.5%
スルガ銀行が提供しているフィギュアやラジコンなど趣味活動向けのローンです。最高金利のときでも7.5%なので、リボ払いの2分の1ですみます。

銀行教育ローン=約4%
マイカーローン同様、金利はリボ払いの約4分の1と低いです。

カードローン(銀行)=約13〜15%
カードローン(消費者金融)=約15〜18%

こうして比較すると、リボ払いの手数料は、目的別ローンに比べてはるかに高く、カードローンと同程度であることがわかります。

支払い残高がわかりにくい

リボ払いで問題なのは、支払い残高がいくらなのかが把握しにくいところです。
支払い残高がわからない状態でも毎月一定額を返済していると、ちゃんと返済しているつもりという勘違いを起こしがちになります。

その勘違いから、「毎月支払っているのに残高がなかなか減らない」という事態にもなりかねないのです。

なぜ、残高がわかりにくくなることで「ちゃんと返済している」と勘違いをしやすくなってしまうのでしょうか。 50万円の買い物をして、月々支払い金額を2万円にした場合のシミュレーションでご説明します。

<50万円の買い物・月々の支払いが2万円・元金定額の例>

初月の支払い:2万円
手数料:6,250円
支払い後の残高:48万6,250円

2万円返済したにも関わらず、そのうち6,000円以上が手数料(利息)の支払いに充てられてしまいます。

このまま続けていると…

返済終了までにかかる期間:31ヶ月(2年7ヶ月)
その間に支払う手数料の合計:10万3,248円
合計返済額:60万3,248円

支払額が口座から毎月引き落とされていれば、毎月一定額の返済をしていることはわかります。

ただ、口座を確認しただけでは、合計31回も支払うことになること、最終的な手数料は10万3,248円と膨大な金額になることは、わかりません。

毎月一定額を支払っていると、返済が順調に進んでいると勘違いしがちです。 ところが明細表を確認すると、自分が「毎月返済していた」と思っているほど残高を支払っていないことも珍しくないのです。

これが、リボ払いの怖いところです。

支払額が低いと返済は長期化する

月々の支払設定額が低いと、返済は長期化して手数料が膨らみます。
100万円の買い物をしたときに、支払い設定額2万円の場合と5万円の場合、そして分割20回払いを比べてみましょう。

リボ払い月々2万円の支払いのとき(元金定額)

  • 支払い回数=79回(6年7ヶ月)
  • 手数料合計=57万9,052円

リボ払い月々5万円の支払いのとき(元金定額)

  • 支払い回数=24回(2年)
  • 手数料合計=15万7,936円

一方、分割払いでは利用時から返済までの支払い回数が明確で、返済期間もわかりやすいです。
例えば、分割20回払いであれば、次のようになります。

分割払い

  • 支払い回数=20回(1年8ヶ月)
  • 手数料合計=13万6,406円

手数料の計算は手数料の総額=支払い回数×月々の手数料となり、求めやすいです。
返済回数を少なくして早く返済するなどのコントロールをすれば、手数料をおさえられます。

借金と同じ仕組みという意識が薄れやすい

リボ払いの手数料は、借金の利息と同じ仕組みです。

利息(手数料)=元金×金利÷365(日)×借入期間(借りた日数)

リボ払いは、例えば数十万円の商品に利用しても、月々の支払額は1万円に設定するなど、月々の生活に無理のない低額の支払いで済みます。

しかもクレジットカードを使うので、お金を使っている自覚がないまま利用してしまいがちです。

その結果、つい何度も利用してしまい、手数料も支払い回数も増え続ける「リボ地獄」に陥ってしまうということがあるのです。

クレジットカードの支払いが苦しい方はこちら

体験談・統計|リボ払いの危険性を軽く見ては大変!

ここまでリボ払いのデメリットの危険性を説明してきましたが、説明だけでは具体的なイメージが湧かないかもしれませんね。

そこで、実際にあった深刻なケースをご紹介します。

■リボ払い体験談|大学生A子さんのケース
サークル活動をきっかけにクレジットカードを作りました。
カードを作ったときは、QUOカードをもらえる特典がついていました。
ある日明細書を見て初めて、自分がリボ払いのプランに登録していたこと、残高がとても払えない額になっていたことに気付きます。
その後、カードを極力使わずに返済を続けても残高は減らず、就職後には給与の半分以上が返済に消える羽目になってしまいました。

体験談例:https://creditcard-view.jp/special-story/01/

<解説>
A子さんが使っていたカードは、キャンペーンに参加すると自動的にリボ払いになるカードでしたが、A子さんはそこに気づいていません気が付いていませんでした。
A子さんは明細を確認していなかったため、残高がいくらになっているのかも、しばらく気が付かなかったようです。

CICの統計によると直近(2019年1月~9月)のリボ払いを含む賦活残債額と、残債額を抱えた人数は、ともに減る兆しがありません。
ここには当然、リボ払いの残額返済に追われる人の数も一定数いるものと推察できます。

国民生活センターはリボ払いに関わるトラブルを問題視して、注意を促すなど対策を呼びかけています。 実際にリボ払いのデメリットに陥ったことがきっかけとなって、自己破産に至るケースも珍しくありません。

A子さんは親御さんの援助で一括返済をしましたが、親御さんの援助がなければ、自己破産も他人事ではなかったでしょう。

参考:
CIC賦活販売統計データhttps://www.cic.co.jp/statistical/credit.html
国民生活センターhttp://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2017_19.html

リボ払いのデメリットに陥りそうな人はこんな人

デメリットが問題とされているリボ払いは、利用をおすすめできないタイプの人がいます。
次の4つのチェックボックスに1つでも✔がついた人は、リボ払いの利用はおすすめできません。

何事も我慢ができない人
無計画に買い物をする人
毎月の明細をチェックしない人
ポイントやキャンペーンにつられる人

なぜリボ払いの利用をおすすめできないのか、それぞれを詳しく説明します。

何事も我慢ができない人

何事も我慢ができない人は、買い物でも自制が利かない可能性が高いです。

自制が利かないと、つい何度もリボ払いを利用してしまう傾向に陥り、雪だるま式に残高が増えてしまう危険性があります。
こうなると返済に追われる可能性が高くなりますので、注意が必要です。

無計画に買い物をする人

無計画な買い物する人は、リボ払いの利用は控えた方が無難です。
無計画な買い物をすると、返済も無計画になりがちです。

身の丈に合った買い物をして計画通りに返済することができなければ、買い物を繰り返して残高を増やす恐れがあるので、リボ払いの利用は向いていません。

毎月の明細をチェックしない人

毎月の明細をチェックしない人は、リボ払いの利用は向いていないといえるでしょう。
明細を確認していないと、残高や手数料がどの程度なのかを把握できません。
そうなると、支払い期間や最終的なご自身の負担額がイメージしづらくので、計画性なく繰り返しリボ払いをして返済が長期化する危険性が増します。
また、明細を確認しない人は、金融犯罪など見覚えのない利用の有無をチェックするという安全確認をしていないことにもなるので、そもそもクレジットカードの利用自体が危険といえるでしょう。

ポイントやキャンペーンにつられる人

ポイントやキャンペーンなどの特典につられる人は、リボ払いの利用には向いていないでしょう。 クレジットカードのキャンペーンがお得と思い込んで、深く考えずに繰り返してリボ払いを使ってしまう恐れがあるからです。

利用を繰り返しているうちに、ポイントやキャンペーンで獲得する特典に相当する金額よりも、手数料の合計額の方が高くなったというケースもよくあります。 深く考えずに特典につられる傾向があるなら、リボ払いの利用は控えたほうが無難です。

リボ払いのデメリットで失敗しない対処法

リボ払いは、うっかりするとデメリットの落とし穴にはまる恐れがある支払い方法です。

しかし、使い方次第では、お得な使い方も可能な支払い方法です。 デメリットがきっかけで「リボ地獄」にはまらないように、ここで対処方法を知っておきましょう。

すでにリボ払いを利用しているときの対処法

臨時収入などで家計に余裕ができたときは、繰り上げ返済や一括払いの活用を考えましょう
リボ払いの手数料は支払残高に応じて増減するので、残高を減らす繰り上げ返済や一括払いをすることは、最終的に支払う合計手数料の負担を減らすことにつながります。

リボ払いを使っても、繰り上げ返済や、一括払いができれば、支払い回数や返済期間を短縮することができます。

カードローンなどへの乗り換えの方が得な場合もあります

特に銀行や信用金庫のフリーローンは、リボ払いの手数料よりも金利が低いケーもあります。
審査に通れば、リボ払いの支払い手数料の総額よりも、ローン金利の手数料総額の方が低くおさえられるのでお得です。

1つの品物を完済するまでは、次の買い物には利用しない

1つの品物を完済する前に他の品物を買ってしまうと、残高が膨らみます。
残高が増えれば、手数料も支払い回数も支払期間も増えてしまいますので、1つの品物を完済するまでは、次の買い物は控えるように気を付けましょう。

デメリットを避けてリボ払いを賢く使う方法

年会費を無料にするキャンペーンの中には、リボ払いの利用が条件になっていても、少額の購入に利用して早期に完済すれば、お得に特典を活用できるケースもあります。
この場合、残高が増えないよう、リボ払いの利用はその商品だけにとどめる必要があります。

そして、キャンペーンを活用する前に、必ず利用条件をチェックするようにしましょう。
キャンペーンを活用した後の支払方法がどうなっているのか、事前に十分に確認しないと、
「気づいたらリボ払いに登録されていて、支払残高や手数料の合計負担が増えていた」
ということにもなりかねません。

返済に追われて困ったときの選択肢

リボ払いのデメリットに気を付けていたのに、うっかり落とし穴にはまってしまい、返済に追われて困っている人もいるかもしれませんね。
そのような場合は、債務整理(任意整理)をする選択肢もあります。

任意整理とは、弁護士や司法書士などの専門家が間に入り、業者との間で利息のカット・月々の支払額の減額などについて交渉して和解契約を結ぶことです。

リボ払いの返済に苦しむ多くの方は、高額な手数料の支払いに追われて、元金がなかなか減らない状態です。任意整理によって利息(手続き後にかかる利息)がカットできれば、返済した金額がそのまま残高の返済に充てられます。

したがって「いつまでに終わるか?」「あといくら返済すればいいのか?」がわかりやすくなります。

またリボ払いだけでなく、他のローンの支払いについての任意整理も併せて行うのも可能です。

任意整理のメリットやデメリット、費用などについては以下の記事で詳しく解説しています。
任意整理とは?デメリットとその後の生活への影響を少なくするために

ボーナスやご親族からの協力など支援が見込めないときは、債務整理について、弁護士や司法書士に早めに相談しましょう。
気軽に相談できるよう、初回の相談料は無料にしている事務所もあります。

リボ払いの返済に困っている方はこちら

まとめ

リボ払いは、

  • 高い手数料が発生
  • 支払い残高がわかりにくい
  • 支払額が低いと返済は長期化する

といったデメリットがあります。
ご自身が気づかないままでリボ払いが適用されるケースもあるので注意が必要です。

もし万が一、リボ払いのデメリットにはまってしまい、支払いが困難になることがあっても、1人で悩まないでください。
抱え込んでしまうと問題を悪化させかねません。
任意整理も選択肢の1つとして専門家に相談してみましょう。

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