リボ払いの請求額が払えない危機!滞納時に起こる事態と対処法を解説

2019.11.30 更新

「出費がかさみリボ払いの返済が苦しい」
「リボ払いで滞納したらどうなるの?」

毎月一定額とはいえ、急な出費や病気などで、リボ払いの請求額が払えなくなってしまったら…。
どのような“ペナルティ”が課せられるのでしょうか?
またどのように対処すべきでしょうか?

そのような疑問や不安を解消するために、こちらの記事では、リボ払いの返済が払えず、滞納した時のリスクや対処法についてご説明します。

今の借金滞納生活から抜け出す方法を知る

リボ払いの残債が払えないと何が起こる?滞納が気になったらすべきこと

リボ払いが払えない事態になり、滞納してしまうと以下のような“ペナルティ”が課せられます。

滞納期間 カード会社の対応
翌日~ カードの利用停止・遅延損害金の発生
3~10日 督促状が届く
2週間~1ヶ月 電話での督促
1~3ヶ月 強制解約・残額の一括請求・ブラックリストに載る
3ヶ月~ 催告書・財産の差し押さえ・裁判

※カード会社によって異なります。

それぞれの状況について、詳しくご説明します。

翌日~|カードの利用停止・遅延損害金の発生

・カードの利用停止
カード会社によって異なりますが、多くの場合は支払日の翌日から利用停止になります。
利用停止になってもすぐに入金すれば、即日~3日程度でカードが使えるようになります。

・遅延損害金の発生
リボ払いの支払いを滞納すると、支払日の翌日から遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、支払日の翌日から払込日までの滞納した日数に応じて決まり、計算方法は、
遅延損害金=支払元金×年率÷365日×滞納した日数
となります。

遅延損害金の年率はカード会社によって異なりますが、多くは14.0~20.0%に設定されています。

3~10日|督促状が届く

滞納から3~10日ほどすると、カード会社から自宅にハガキで督促状が届きます。
督促状には、
・クレジットカードの支払いが滞納していること
・再度の支払金額(前月分請求額+遅延損害金)
・支払期日
・支払方法
などが記載されています。

この段階で速やかに支払えば、信用情報に傷がつく心配はありません

指定された期日に払えない場合は、カード会社に連絡をしてその旨を伝えましょう。

2週間~1ヶ月|電話での督促

郵送での督促を放置していると電話で督促されます。
支払えない場合は、その旨を伝えましょう。

カード会社が支払方法の変更や次回支払い日の調整などに応じてくれる可能性は十分にあります。

むしろさらに放置してしまうと、強制解約などカード会社の対応はさらに厳しくなるでしょう。

1~3ヶ月|強制解約・残額の一括請求・ブラックリストに載る

滞納が長期化すると、カード契約を強制的に解約され、支払残高は一括請求されます。

強制解約までの滞納期間は2~3ヶ月といわれていますが、滞納を頻繁に繰り返す、督促を無視し続けるといった人は、1ヶ月で強制解約されるケースもあります。

同時期に信用情報機関に事故記録が掲載される、いわゆるブラックリスト状態になります。

ブラックリスト状態になると…
・住宅ローンやカードローン など金融機関からの融資が受けられない
・クレジットカードの発行ができない
・スマホ端末の分割払いができない
・奨学金が利用できない
・一部賃貸契約ができない
など、ここまで滞納するとその後の生活に大きな影響を及ぼしかねません。

「信用情報」やブラックリストについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
クレジットカードやローンの審査でチェックされる信用情報とは

3ヶ月~|催告書・財産の差し押さえ・裁判

3ヶ月以上滞納を続けると、「法的措置を検討する」といった強い文面で督促状が送られてきます。
カード会社によっては催告書と呼ぶところもあります。

催告書には期限が設けられており、返済期限までに支払わなければ、債権者から提訴される可能性があります。

支払うべきお金を払っていない事実がある以上、裁判で勝ち目はありません。 最終的に判決が出て、給料や郵便貯金、自宅などが強制的に差し押さえられることになります。

リボ払いが払えないからといって、放置はあまりにリスクが大きいといえるでしょう。

滞納が心配なときにすべきこと

滞納で事態を悪化させないために、滞納が心配なときには、次の4つの手順で対処してください。

【ステップ1】
クレジットカードの利用明細書で次の内容を確認しましょう。
・月々の支払額
・月々の手数料
・支払期日
・支払残高
・複数のカード会社に支払いがある場合、各社の月々の支払額と支払残高の総額

【ステップ2】
月々の返済可能額(自分が無理なく返済できる金額)を計算します。
月々の返済可能額と今までの支払額を比較して、今までの支払額のほうが大きい場合は、収入を増やしたり生活費を切り詰めたりなどして返済可能額を増やす策を取りましょう。

【ステップ3】
クレジットカードの引き落とし口座以外の口座に、残高がどのくらいあるのかを確認しましょう。
引き落とし口座以外の口座にも残高があれば、返済可能額と合わせて返済計画に組み入れます。

【ステップ4】
それでも滞納が避けられないときは、直接カード会社に連絡しましょう。
カード会社も督促や裁判は避けたいはずです。
リボ払いの支払額を下げる、ボーナス払いにするなど、支払方法を変更して滞納を避ける相談に乗ってくれる可能性は十分にあります。

どうしても支払えない!?深刻なリボ地獄から抜け出す方法

リボ払いの返済状況を確認してみても、
「まだ対処法がみつからない」
「このままでは支払えないかもしれない」

などご不安な方もいるかもしれませんよね。

そういう方は次の方法も検討してください。

返済方法を変える

〈身近な人を頼る〉
家族や友人、身近な人を頼れる場合は、お金を借りるなどでリボ払いの一括返済や繰り上げ返済に充てる方法を検討してみましょう。

頼れる人に正直に相談することで解決できる場合もあります。 念のために、後々のトラブルを防ぐため、お金を借りる際にはきちんと借用書を作成するといいでしょう。

〈お金を捻出する〉
身の周りにある物で売却できる物は売って、少しでもお金を作りましょう。
ブランドバッグ、ゲームソフト、CD、DVDなどは買取りをしてくれる業者があります。

また、固定費や食費、交際費などを切り詰めてお金を捻出することも大切です。

〈月々の返済額を変える〉
カード会社に連絡をして月々の支払額を減らす手続きをしましょう。
これでひとまず滞納は避けられます。

ただし、支払額の減額は一時的なものと考えてください。
支払額を減額したままだと、いつまでたっても完済できません。
収入を増やす、生活費を切り詰める、お金を捻出するなどして、できるだけ早く支払額を増やすように計画を立てましょう。

債務整理をする

「生活費を切り詰めるのにも限界がある」
「手数料が増える一方で、支払が追いつかない」

という場合は、債務整理(任意整理)という選択があります。

リボ払いで最も支払いを苦しめているのが、高い手数料です。
任意整理は、その手数料が免除され、元金のみの支払にできる可能性があります。

交渉を弁護士などに頼めば、法律的な知識や債務整理の経験をもとに交渉できるので、交渉成立後の手数料の全額カットなど、より有利な話し合いが期待できます。

「カード会社から督促があるだけで、精神的にとても苦痛」
という人もいることでしょう。

支払いの督促を止められるところも、任意整理の特徴です。
なぜなら、任意整理の依頼を受けた弁護士などの専門家が、カード会社に「受任通知」を送ると、その後はカード会社からカード利用者への督促はできなくなるからです。

任意整理を専門家に依頼すれば、カード会社との交渉をすべて専門家に任せられるので、精神的な負担は最小限に抑えられます。

受任通知とは

弁護士などが「リボ払い等の借金問題の依頼をされたので、今後はカード利用者には連絡しないでください」など書いた書面のことです。
受任通知がカード会社に届けば、カード会社からカード利用者に直接督促してはいけないと法律で決まっています。

一方、任意整理をすると信用情報に傷がつくという問題点があります。
しかし、任意整理をせずに長期延滞をすれば、結局ブラックリストに載ってしまいます。
いずれブラックリストに載ってしまうのであれば、手数料が膨らむ前に早めに任意整理をして支払いに見通しをつけた方が得策です。

カード会社との交渉には法律の知識や債務整理の経験が求められるため、専門家に依頼しましょう。
無料相談をしている弁護士事務所もありますので、ご自身にあった相談先を検討してみてはいかがでしょうか。

公的な相談窓口を利用する

リボ払いの返済から抜け出すさまざまな方法をご説明しましたが、気軽に相談できる公的機関を探している方もいることでしょう。
そこで、金融トラブルで困ったときの公的な相談窓口を紹介します。

・独立行政法人 国民生活センター
一般消費者が安全で安心な生活を送れるように、日常の消費生活で起きたトラブルなどの苦情や相談を受け付けてくれる独立行政法人です。

・一般社団法人 日本クレジット協会
クレジットカードを安全に利用するための情報提供や、トラブルが起きたときの相談を受け付けてくれる一般社団法人です。

・公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会
クレジットや消費者ローンの多重債務など、借金に悩む消費者の生活再建に取り組む公益財団法人です。

どんなに返済に困ってもこれだけは要注意!

・クレジットカードの現金化
クレジットカードで物品を購入し、その物品を買い取ってもらい現金化することを「クレジットカードの現金化」といいますが、これは違法行為です。
現金化の請負業者の手数料が高いことを問題視する話もありますが、そもそもクレジットカードの現金化自体が違法ですので、やってはいけません

・借金返済のための借金
借金返済のための借金は、いわゆる多重債務に陥り、危険です。
なぜなら、返済ができなくて借りたお金にも利息がかかっているので、結局は、返済できない金額が雪だるまのように大きく膨らんでしまうからです。

「少額なら返せそう」
と考えて小さな金額を借りる人もいますが、少額で借りると、高額で借りるよりも年率が高いケースが多いのです。
これも、利息が大きくなる理由の1つです。

まとめ

リボ払いの支払いを滞納をしてしまうと、
・カードの利用が停止されて遅延損害金が発生する
・カードを強制的に解約されて残額を一括請求される
といったことが起こります。

そうならないために、
・家族や友人に借金をして一括返済や繰り上げ返済をする
・自分の持ち物を売ったり生活費を切り詰めたりしてお金をつくる
・カード会社に連絡して支払額を変更する
といった方法で対処してみましょう。

それでも払えない場合は、任意整理という選択肢があります。
払えない事情があってお困りのときには、弁護士など債務整理の専門家に相談をしましょう。

関連記事

借金が減らないのはなぜ?解決策や任意整理が有効な借金について解説

目次消費者金融やキャッシング……借金が減らない理由とは?利息が高く、元金の返済が終わらない毎月の返済額が少なく、長期間返…

リボ払いの返済に困ったら…無料の相談先一覧とサービス内容や事例を…

目次リボ払いの返済で相談したい!対処法と相談窓口一覧リボ払いの返済で困ったときの対処法リボ払いの返済に困ったときの無料…

女性が借金返済するのは難しい?体験談をもとに将来リスク、解決策…

目次収入と支出から見る「女性の借金返済」の難しさ女性の借金返済事例、3つのケーススタディー離婚をきっかけに100万円の借金…

リボ払いで多重債務に…おまとめローンに乗り換えるのは有効?

目次リボ払いからおまとめローンへの乗り換えは可能おまとめローンとは?「キャッシング利用」のリボ払いはおまとめローンが可…

リボ払いの危険性をわかりやすく解説

リボ払いとは、正式名称をリボルビング払いといい, クレジットカードの支払方法の一つです。 ひと月あたりの支払額を設定し、そ…