リボ払いと分割払いの違いは何?賢い利用法や使い分け方を解説

2019.11.30 更新

「リボ払いと分割払いってどう違うの?」
「手数料が安くすむのはどちら?」

リボ払いと分割払いは複数回に分けることで支払いの負担を減らす、という点では同じです。

しかし、分割払いは支払い「回数を決める」のに対し、リボ払いは支払い「金額を決める」という点で異なっています。

ではこの違いが実際どんな影響を及ぼすのでしょうか?またどちらを利用すればいいのでしょうか?

この記事では、リボ払いと分割払いの違いを紹介しながら、利用時の注意点や賢い利用方法などについてお話ししていきます。

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リボ払いと分割払いの違い

リボ払いの特徴は、利用金額や件数に関係なく毎月の支払額が一定であることです。
一方で分割払いは、購入した商品や件数に応じて毎月の支払額が変動します。

一見すると、大きな差はないように思えますが、実際に利用するとその差がより顕著になります。それではリボ払いと分割払いの違いについてさらに詳しく見ていきましょう。
リボ払いと分割払いの違いは以下の4つです。

1.返済額の決め方と返済期間が違う

リボ払いは、「毎月○円ずつ支払います」とあらかじめ設定した返済額に応じて返済期間が決まります。

一方で、分割払いは、「○回(○ヶ月)に分けて支払います」と返済回数(支払期間)を自分で指定し、その回数に応じて月々の返済額が決まります。

したがってリボ払いは、月々の返済額が少ないほど返済期間は長くなり、返済額が大きいほど返済期間は短くなります

2.手数料率が違う

リボ払いも分割払いも、借金と同じように毎月の支払いには手数料(利息)が加算されます。

リボ払いの手数料率は、一般的に年15.0%に設定されています。

一方で分割払いの手数料率は、年12.0~15.0%で、支払回数が少ないほど低く、支払回数が多いほど高くなります。

ただし、リボも分割も手数料が発生するのは支払回数3回以上の場合で、2回払いまでは手数料無料のカード会社が多いです。

3.追加で買い物をしたときの返済額が違う

リボ払いは、金額だけでなく、ショッピング件数が増えても支払額が変わらないという特徴もあります。

しかし分割払いは、1回のショッピングごとに支払額が設定されます。

ただし、いくらショッピングしても一定額の支払いで済むとはいえ、むやみにリボ払いを利用していると、返済期間とトータルの手数料額が増えるので注意しましょう。

4.繰り上げ返済が可能かどうかが違う

リボ払いは、月々の支払に加えて、いつでもいくらでも繰り上げ返済ができます。
例えば「今月は臨時収入があった」「思ったよりも生活費が安く済んだ」などのときに、毎月より多く返済に充てることで残高を早く減らすことができます。

分割払いは、繰り上げて返済したいときは残高一括払いであれば可能です 。

リボ払いと分割払いをシミュレーションで比較

リボ払いと分割払いでは、返済期間や手数料はどのように違うのでしょうか。
次の条件で利用したケースを比較してみましょう。

・利用金額50万円
・リボ払いは、元金と手数料を含めた元利定額方式で月々3万円の返済
・分割払いは、支払回数24回と6回の2パターン

支払方法 リボ払い 分割払い(24回) 分割払い(6回)
利用金額 50万円
支払回数 27回 24回 6回
手数料率 15.0% 14.9% 13.8%
月々の支払額 3万円 2万4,200円
(初回のみ2万5,000円)
8万6,700円
(初回のみ8万6,900円)
支払総額 58万4,245円 58万1,600円 52万400円
手数料総額 8万4,245円 8万1,600円 2万400円

〇リボ払いと分割払い6回を比較

リボ払いの返済期間は27ヶ月で、分割払いよりも21ヶ月長いです。
月々の支払額は、分割払いの方がリボ払いよりも5万6,700円高くなります。

手数料は、リボ払いは年率15.0%で総額8万4,245円、分割払いは年率13.8%で総額2万400円となり、リボ払いの方が約6万4,000円高くなります。

〇リボ払いと分割払い24回を比較

リボ払いの返済期間は27ヶ月で、分割払いと比べて3ヶ月長いです。
月々の支払額は、分割払いの方がリボ払いよりも約6,000円安くなります。
手数料は、リボ払いは年率15.0%で総額8万4,245円、分割払いは年率14.9%で総額8万1,600円となり、リボ払いの方が約2,600円大きいです。

このように、分割払いは支払回数が多くなると手数料が増えます。
支払回数が少なければ、リボ払いよりも手数料を安く抑えられますが、支払回数が多くなれば、リボ払いとの差は少なくなります。

手数料の負担額を抑えたいときには、分割払いを選び、少ない回数で完済するといいでしょう。

大手カード会社のリボ払いと分割払いの手数料

リボ払いも分割払いも、カード会社によって手数料率が異なります。
代表的なカード会社の手数料率は以下をご覧ください。

〇楽天カード
・リボ払い  15.0%
・分割払い  12.25~15.0%

〇オリコカード
・リボ払い  15.0%
・分割払い  12.2~15.0%

〇dカード
・リボ払い  15.0%
・分割払い  12.0~14.75%

〇エポスカード
・リボ払い  15.0%
・分割払い  15.0%

〇ヤフーカード
・リボ払い  18.0%
・分割払い  12.19~14.60%

〇三井住友カード
・リボ払い  15.0%
・分割払い  12.00~14.75%

〇MUFGカード
・リボ払い  15.0%
・分割払い  12.25~15.00%

リボ払いと分割払いの有効な使い方

ここまでで、リボ払いと分割払いの違いについてご理解いただけたと思います。

それでは、リボ払いと分割払いはどちらを選べばよいのでしょうか。
それぞれに特徴があるので、シチュエーションによって選ぶようにしましょう。

リボ払いが適しているシチュエーション

分割払いと比べてリボ払いのほうが適しているシチュエーションは、月々の支払いを一定額に抑えて、時間をかけて無理なく返済したい場合です。

・高額の出費があるが、毎月の支払額は増やせない
・さらに緊急の出費が増えると返済できなくなる
・家計に余裕が出たら少しずつ繰り上げ返済したい

上記のケースでは、分割払いよりもリボ払いの方が適しています。
分割払いは繰り上げ返済ができませんが、リボ払いは少額からの繰り上げ返済ができるからです。

家計に余裕がでたときに少しずつ繰り上げ返済できるので、家計の状態に柔軟に合わせて返済計画が立てられます。

ただし、月々の支払額が抑えられる分、完済までの期間は長くなり、総手数料は高くなります
また、月々の返済負担が軽くなると、毎月返済している実感が薄れて新たな買い物を繰り返してしまい、支払残高が積み重なるリスクもあります。
残高が増えると返済が苦しくなってきますので、繰り上げ返済などでできるだけ早めに完済するように心がけましょう。

分割払いが適しているシチュエーション

リボ払いと比べて分割払いが向いているシチュエーションは、安定した収入があり、少ない回数で返済する見込みがある場合です。

・一括払いは難しいが、数回に分ければ支払える見込みがある
・ボーナスをもらう予定がある

こういう人は、リボ払いよりも分割払いが適しています。

ただし、分割払いは一度支払回数を決めると、後から回数を変更することができません。

また、分割払いの繰り上げ返済は、残額の一括払いしかないので、リボ払いのように好きなタイミングで少額を繰り上げ返済する方法はありません

早期完済をする方法が一括払いに限られてしまうので、支払方法を変えたいときは、リボ払いと比べると柔軟性に欠けます。
分割払いの回数を決める最初の段階から、家計の収支状況や支払回数を計画的に考えるようにしましょう。

手数料がかからない方法が最善

リボ払いも分割払いも、手数料がかかるという点では変わりません。
どちらも、返済期間が長くなるほど合計手数料は高くなりますし、この手数料こそが返済の大きな負担になっています。

クレジットカードのショッピングで
・一括払い
・2回払い
・ボーナス一括払い
という方法だと、基本的には手数料がかかりません
予算や経済的な都合踏まえて可能であれば、これらの支払方法を検討してみてください。

リボ払いで手数料を抑える方法

リボ払いでも、
・リボ払いの支払額を利用限度額いっぱいにする
・2回の支払いで完済できるような支払額に設定する
ならば、事実上の一括払いや2回払いになるので、手数料を抑えられます。

ただし、リボ払いの支払額を高く設定すると、家計が厳しくなったり新たな出費が増えたりしたときに、延滞や滞納をしてしまうリスクがあります

リボ払いの支払額は後からでも変更できますが、申込手続きが遅れると延滞扱いされかねません。
延滞・滞納は、繰り返すと信用情報に傷がつく場合があるので気をつけましょう。

リボ払いを含むクレジットカードの支払いを滞納するリスクや対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
クレジットカードが払えない!滞納のリスクと対処法

まとめ

リボ払いと分割払いの違いは、以下の通りです。
・リボ払いは月々の返済額を自分で決め、分割払いは支払回数を自分で決める
・新たな買い物をしたときの月々の返済額は、リボ払いは一定額のままだが、分割払いは増える
・手数料率は分割払いのほうが比較的低い

ただし、どちらも手数料が発生しますし、返済期間が延びれば手数料の負担が大きくなる点は共通しています。

支払方法はリボ払いや分割払いの他に、一括払いや2回払い、ボーナス一括払いなど、手数料がかからない方法もあります。
収入に見合わない買い物は極力控え、計画に無理のない支払いをするように心がけましょう。

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