リボ払いの過払い金を請求できるのはキャッシング枠だけ。仕組みを解説!

2017.12.26 更新

クレジットカードのリボ払いをようやく完済しましたが、利息をかなり多く取られていたような気がします。
過払い金を請求すれば、払いすぎたお金が戻ってくるのでしょうか?

しかし、リボ払いは過払い金請求できないということも聞いたことがあります。
結局、クレジットカードのリボ払いの利息は過払い金請求できるのでしょうか?

過払い金請求できるとしたら、過払い金の計算方法や、どこの弁護士事務所に頼めばいいのでしょうか?

このページではこのような皆様の疑問にお答えします。

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キャッシング枠のリボ払いなら過払い金請求できる!ショッピング枠でも債務整理で利息を減らせます

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。
過払い金が発生するのはキャッシング枠のみです。

ショッピング枠は商品やサービスの代金を払うための機能で、かかる手数料は利息制限法の対象ではないため、過払い金請求はできません。

しかし、ショッピング枠であっても債務整理手続きをとれば将来利息がカットされるので、リボ払いの返済に悩んでいる方は弁護士に相談しましょう。

以下では、リボ払いの仕組みと過払い金請求の方法を説明します。

リボ払いの仕組みと過払い金請求できるクレジットカードの借入れ条件

リボ払いの借金を抱えている場合、知らない間に借入額が膨らんでしまったという方が多いです。

世間では、「リボ払いを利用すると返済ができなくなる」「リボ払いはこわい」と言ったマイナスイメージがある反面、「リボ払いならいくら借金をしても返済額が増えないから、返済が楽」などと言われることもあり、どちらが本当なのかわからなくなってきます。

実際、リボ払いは、利用額が増えても支払額が変わらないので便利な借金方法ですが、具体的な仕組みがどのようになっているのかについては、あまり知られていません。

リボ払いは本当はこわい借金方法なのか、便利な借金方法なのか、どちらなのでしょうか?
まずはリボ払いの基本的な仕組みを理解しておきましょう。

リボ払いと分割払いの大きな違いは月々の返済額

リボ払いとは、借金残高にかかわりなく、返済額が一定になる支払方法です。

簡単に言うと、借金額がいくら膨らんでも、月々の支払金額が変わらない借金方法だと考えるとわかりやすいです。

リボ払いを利用する場合、月々の返済額が変わらない代わりに、支払期間が延びていきます。

リボ払いは、よく分割払いと比較されます。
分割払いとは、借金や負債をかかえるときに、一括ではなく分割して支払う方法ですが、これとリボ払いはどのように違うのでしょうか?

分割払いでは、借入額が増えると、その分月々の返済額も増えることが普通です。
これに対し、リボ払いでは、借入額が増えても月々の返済額は変わりません。
このことが、リボ払いと分割払いの一番の違いです。

より理解しやすいように、具体例を挙げて考えてみましょう。

まずは、リボ払いの場合です。
10万円の借金をして、リボ払いで1万円ずつ返済するとします。すると、もともとの返済期間は10ヶ月になります。このとき、さらに10万円借り増しします。
リボ払いの場合には、月々の返済額は一定なので、毎月の返済額が1万円であることには変わりがありません。その分支払期間が10ヶ月延びることになります。

結果的に、毎月1万円ずつの支払を、20ヶ月間継続することになりますね。

これに対して、分割払いのケースを見てみましょう。
分割払いの場合でも、当初は10万円借入をして月々1万円ずつの支払なので、10ヶ月で完済する予定です。
ここでさらに10万円の借り増しをすると、月々の支払金額が1万円増えるので、毎月2万円を支払うことになります。

月々の支払い金額は2万円になりますが、返済期間は10ヶ月のままですね。

このように、同じように借金を分割で支払うのですが、リボ払いの場合には月々の返済額が増えずに支払期間が延び、分割払いの場合には月々の支払期間が大きくなって支払期間は変わらないことが一番の違いです。

分割払いの場合には、借金額が増えたら月々の支払額の負担が増えるのに対し、リボ払いの場合には、借金額が増えても月々の支払額が変わらないので、分割払いよりも返済しやすいと感じることが多いです。
クレジットカードなどでも簡単にリボ払いを選べますが、返済がきつくなってきたと感じたとき、リボ払いを選ぶと月々の返済額が増えないので支払がしやすく、便利だと考えて利用する人がたくさんいます。

過払い金請求できるクレジットカードの借入れ条件

リボ払いの場合でも、過払い金請求できるケースがあります。
ただ、そのためにはいくつかの条件を満たす必要があります。
以下では3つの条件について説明していきます。

①利息制限法を超過する利率での取引があったこと

まずは、借入利率の問題です。
過払い金とは、利息制限法を超過した利率で支払をしていた場合に、その支払いすぎの利息を取り戻す手続きのことです。

そこで、過払い金が発生するには、過去に利息制限法を超過した利率でリボ払いをしていた必要があります。
利息制限法を超過した利率で貸付が行われていたのは、だいたい2008年以前頃の消費者金融やクレジットカードのキャッシング取引です。

そこで、その時期にこれらの借入先を利用していた場合には、過払い金が発生している可能性があります
これに対して、2008年以降の借入であったり、クレジットカードのショッピングや銀行カードローンなどの場合には、過払い金は発生しません。

②借入期間が一定以上

次に、現在も借金返済中のケースでは、借入期間についても条件があります。

現在借金の残高が残っている場合、過払い金が発生したら、まずは現在の借金を返済しなければなりません。
それ以上の過払い金が発生している場合に限って、その分の返還請求ができます。

そこで、借金が完済出来るだけの利息支払いを継続していなければならなくなるので、一定以上の取引期間がある必要があります。
具体的には、だいたい5年以上の返済期間があれば、過払い金が発生している可能性が高くなります。

③完済後10年以内であること

さらに、借金を完済している場合には、完済後10年以内に過払い金請求をする必要があります
過払い金請求権には10年の時効があり、借金完済後10年で時効消滅してしまうためです。

以上のような条件をすべて満たす場合には、リボ払いの借金であっても過払い金請求ができます。

大まかな発生可能性がわかる!過払い金チェッカー

過払い金が発生しているかどうかは、様々な要素によって変わります。
大まかな過払い金発生可能性がわかるチェッカーをご用意したので、試してみてください。

自分の借入金額や金利など、必要情報を入力すると、おおよその過払い金額がわかります。

Q1借入金額
Q2金利
Q3契約期間
Q4完済から10年以上経つか

リボ払いの過払い金請求は弁護士に相談すべき3つの理由

リボ払いの借金に苦しんでいる場合、相手業者に対して過払い金請求をしたり任意整理などの債務整理手続きをしたりすることができますが、これらの手続きは自分でするのと弁護士に依頼するのと、どちらが良いのでしょうか?

弁護士に手続きを依頼するメリットをご紹介します。

  1. 弁護士が必要な手続きをすべて代行してくれる
  2. 債務者が自分でするよりもプロである弁護士に任せる方が有利にすすめることができる
  3. 相応の勉強時間を確保しなければならない

弁護士に過払い金請求や任意整理を依頼すると、①弁護士が必要な手続きをすべて代行してくれるので、債務者は何もする必要がなくなって手間が省けます。
また、過払い金請求も債務整理も専門的な知識とテクニックが必要な手続きですが、➁債務者が自分でするよりもプロである弁護士に任せる方が有利にすすめることができます

個人で過払い金請求する場合、普段から過払い金請求を対応している、いわば過払い金交渉におけるプロが相手となります。
貸金業者側も専門知識の乏しい人間を窓口に据えているわけではないため、相応の専門知識を持っていない限り、対等な話し合いは望めません。

気付けば自身が不利なことに気付かないまま、過払い金の返金額が決まってしまい、結果として専門家に依頼した場合と比較すれば大幅に損をしてしまうケースが多く見受けられるのです。

個人で過払い請求をするのであれば、書籍でしっかりと知識を蓄え、自身が不利な状況になっていないのかをしっかりと見極めていく必要があるのです。
しかし、これを実行しようと思えば、③相応の勉強時間を確保しなければなりませんし、最終的に過払い金請求が裁判にまで発展したとなれば、裁判についての知識も蓄えていかなければなりません。

こうした点からも、過払い金請求を個人で行うのは簡単なことではないと言えます。

以上のように、リボ払いの借金問題解決のためには弁護士に依頼して任意整理や過払い金請求をすることが効果的です。
リボ払いに苦しんでいる方は、まずは一度、弁護士に相談に行ってみましょう。

どうして過払い金請求できるリボ払いはキャッシングだけなのか

なぜショッピング枠は過払い金請求できないのでしょうか?

ショッピングというのは、お金の貸し借りというよりは、お金の立て替え払いにすぎないため、お金の貸し借りの利息について定めている利息制限法が適用されないのです。

過払い金というのは、この利息制限法で規定されている以上の貸し付けがなされていた場合に生じるものなので、そもそもこの法律が適用されていないショッピング枠については過払い金が生じることはないのです。

なるほど。

一方で、キャッシング枠というのはまさにお金の貸し借りに該当します。
貸金業者からお金を借り入れて、それを自身の自由に使っているという点からも、商品の立て替え払いであるショッピングとはまったく異なる性質であることが理解できるのではないでしょうか。

クレジットカードの過払い金請求方法について詳しく知りたい

過払い金請求のメリットとデメリット

メリット
  • お金が返ってくる。
  • 他の債務整理手続きと違い、信用情報に傷がつかない。
  • 過払い金請求をした会社以外なら引き続きカードを使える。
  • 請求後も新しくカードを作ったり、住宅ローンを組むこともできる。
デメリット
  • 自分で手続きすると時間と手間がかかる。
  • 過払い金請求をした会社のカードを使えなくなる。

この表からもわかるように、過払い金請求をする上ではデメリットよりもメリットの方が大きいです。

個人信用情報に悪影響が出ることもありませんし、その後の借入審査等の弊害になることもありません。
強いていえばデメリットは、過払い金請求する相手となった貸金業者とは契約が解消されてしまい、クレジットカードなどを利用することができなくなる点です。

とはいえ、カード利用ができなくなるといっても、過払い金請求の対象ではないクレジットカード会社のカードは利用できまるし、これといって不便になることはありません。

それよりも、支払い過ぎた利息を返金してもらえるメリットのほうが非常に大きなものとなっています。

取引期間が長い方は、何百万という過払い金を手にすることになりますし、現在も借入残高があると思っていたのに、過払い金の計算によって借入がすべてなくなり、過払い金を手にするという方もいらっしゃいます。

過払い金請求は、払いすぎた利息を返還する(法的には不当利得返還請求といいます)正当な権利行使であるため、デメリットを気にして利用しないことほどもったいないことはありません。

過払い金請求には、メリットしかないのだと覚えておいても問題はないでしょう。

過払い金が発生していなかった場合

クレジットカードの返済がどうしても厳しい場合、まずは過払い金の可能性について考慮するのが賢明です。

もし、過払い金が1円でも生じていることがわかれば、そもそも借入残高は0円だったということ。
この時点でクレジットカードの返済をする必要が一切なくなるのです。

過払い金が発生しているか否かについては、素人目では判断しにくいため、弁護士や司法書士といった専門家に相談してみることをお勧めします。
相談した結果、過払い金の存在が明らかになれば、その貸金業者に対しては1円たりとも返済する必要がなくなるのです。

一方で、過払い金請求をすることができない場合(過払い金が発生していなかった場合)はどうすれば良いのでしょうか?

この場合は、任意整理という方法で借金問題を解決することをおすすめします。
借金問題の解決方法には、任意整理をはじめとする債務整理だけでなく、おまとめローンという方法もあるにはあるのですが、おまとめローンでは借金の根本的な解決にはなりません。

おまとめローンというのは、いってしまえば一時しのぎでしかないのです。
一見すると、借入先が一本化され、何か所にも返済する手間が省けますし、手数料や利息も低く抑えることができます。

しかし、おまとめローンをしたところで、借金自体が制限されるわけではありません。
返済したそばから、また借入といったことができてしまうのです。
借入を自制できる方でもない限り、おまとめローンの利用だけでは借金問題の根本的な解決にはならないのです。

しかし、任意整理であれば、借金問題を根本から解決させることができます。

この理由は、任意整理をすると新たな借り入れが制限されるためです。
よくいうブラックリストに名前が載ってしまう状態でデメリットとして紹介されてはいますが、これは考えようによってはメリットになり得るのです。
というのも、新たな借り入れが制限されたことによって、借金が増えることはなくなります

つまり、任意整理をすると返済した分だけ借金が減っていくということです。

結果として借金が膨らむ心配がなくなるため、任意整理をうまく利用すれば借金問題を根本から解決させることができるのです。
これはまさに任意整理を利用した場合のみに得られるメリットと言えるでしょう。

どんな方法で借金を減らせばいいのか迷ったときには、弁護士に無料相談するのがよいでしょう。
自身にあった解決方法を提案してくれるはずです。

クレジットカード債務整理体験談 (オリコやレイクなど)

ここでは実際にクレジットカード会社からの借金を債務整理した方の体験談をご紹介します。

ショッピングリボ払いが借金の入り口でした。

  1. プロミス、レイク
  2. 美容器具を勧められ、断りきれずに購入
  3. 毎月返済をしてもまた借り入れを繰り返す始末
  4. 過払い金請求をしてもらった結果、借金はなくなり、…続きを読む

リボ払いは借金地獄の始まりでした。

  1. オリコ、スタッフィ、モビット、三菱UFJニコス
  2. 海外旅行でクレジットカードを使いすぎて借金
  3. ニコスとオリコから各60万円のリボ払い残高
  4. 過払いが発生しており既に完済済みで、10万円が帰ってくることに…続きを読む

リボ払いは打ち出の小槌ではありません。

  1. オリコ、三菱UFJニコス
  2. クレジットカードのリボ払い機能を知ってしまい金銭感覚が狂った
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