「リボ払いの支払いが終わらない...。」
「返しても返しても減らないのはなぜ...?」
リボ払いは返済期間が長くなればなるほど、高い手数料をとられ、確実に損をします。
ここでは、
- なぜリボ払いは支払い続けても終わらないのか
- リボ払い地獄から今すぐ抜け出す方法
についてご説明します。
2018.12.13 更新
「リボ払いの支払いが終わらない...。」
「返しても返しても減らないのはなぜ...?」
リボ払いは返済期間が長くなればなるほど、高い手数料をとられ、確実に損をします。
ここでは、
についてご説明します。
リボ払いの返済を終わらせるために「今すぐ」できること
債務整理は、一括返済や返済増額が厳しい人でもできる対処方法です。
リボ払いの返済に苦しんでいる人は、弁護士事務所や司法書士への無料相談をおすすめしています。
目次
リボ払いとは、クレジットカードの支払い方法の一つで、利用金額や回数に関係なく、月々の支払額が一定になるという特徴があります。
正式名称をリボルビング払いといいます。
リボ払いではない通常の分割払いであれば、返済回数によって毎月支払う金額が異なります。
たとえば10回の分割と定めれば、20万円の商品を購入すると月々の返済は2万円+手数料、30万円の商品を購入すると月々の返済は3万円+手数料となります。
一方、リボ払いで毎月の支払いを1万円と定めたら、基本的には利用金額がどれだけ多くなっても月々の支払金額(弁済金)は1万円です。
その代わり返済期間が長くなっていくのです。
※「終わらないリボ払いの借金返済を解決するコツ」の記事を参照
月々の返済金額が上がらないことは一見メリットに見えますが、リボ払いを利用すると手数料がかかり、返済期間が長ければ長くなるほど、支払う手数料が多くなるというデメリットがあります。
リボ払いの手数料は、消費者金融からの借金と同じようなものです。
手数料は各カード会社によっても異なりますが、だいたい年率15%~18%程度になります。
手数料の金額は、
という計算式で定まります。
利用残高が高額になればなるほど、毎月の支払い時にかかる手数料は高くなります。
そのため利用残高が高額だと、毎月の支払額のほとんどが手数料の支払いに充てられることになり、残高がいっこうに減らないことになります。
では、リボ払いの返済を終わらせるためには、どのようにすればよいのでしょうか。
リボ払いの返済を終わらせるには大きく3つの方法が考えられます。
クレジットカードの支払い方法は途中で変更可能です。まずは一括返済や繰り上げ返済にするなど支払い方法の変更をしましょう。
繰り上げ返済とは
毎月の返済とは別に、利用残高の一部を返済すること。繰り上げ返済すると、返済分がすべて利用残高の返済に充てられ、手数料を軽減できます。
リボ払いの手数料は、利用残高に対して発生します。
繰り上げ返済で、利用残高を20万円→15万円に減らした場合
繰り上げ返済すると、その分の利用残高が減るので、それだけ支払わなければならない手数料の金額が減るのです。
利用残高を減らさないといつまでたっても高い手数料を取られ続けてしまいます。
もしまとまったお金を用意できるのであれば、ボーナスなどで一括返済をすることをおすすめします。
可能な限り、利用残高を減らす努力をしましょう。
次に月々の返済額を少しでもいいので増やすことです。
家計を見直して5,000円でもよいので返済額を上げることができないか考えましょう。
10万円を1万円ずつ返済すると…合計10回の返済で、約6,650円の手数料が発生
10万円を1.5万円ずつ返済すると…合計7回の返済で、約4,600円の手数料が発生
※手数料率15%で計算
これも一括返済と同じく、リボ払いの手数料は利用残高に対して発生するので、返済期間が短くなること、リボ払いの利用残高が減ることにより、結果的に支払う手数料も少なく済みます。
こうして完済が近づくのです。
しかし、「一括返済をしようにもお金がないよ」「毎月の返済額上げるのは厳しい…」など、上記2つの方法で解決できない人もいるかと思います。
そういう方は債務整理という手続きを検討しましょう。こちらは少し複雑なので次の章で詳細に説明いたします。
なお、リボ払いを返済するために、他の金融機関で低金利のカードローンを作り、借り換えをするという手段もありますが、当サイトではこれを推奨しません。
失敗すると多重債務に陥ってしまい、返済がより複雑で大変になります。
借り換えに成功したとしても、結局利息がかかるので、借金問題の根本的な解決にはつながりません。
そもそもリボ払いの滞納や遅延をしている場合、すでに審査に通らない可能性があります。そのため、リボ払いが終わらないからといって、新たにカードを作ることは避けた方がよいでしょう。
リボ払いの返済が終わらず不安に思っている方は、債務整理によって解決する方法がもっとも効果的です。
債務整理とは、借金を整理するための法的な手続きです。債務整理には「任意整理」、「特定調停」、「個人再生」、「自己破産」という4つの手続きの種類があります。
その中でも、リボ払いの借金問題を解決するには、任意整理が適しています。
任意整理について詳しく見ていきましょう。
任意整理とは、債権者(お金の貸し手)と直接交渉をして、借金の返済額や返済方法を決め直す手続きのことです。
借金が整理されるので、返済計画通りに支払いを続ければ、借金を完済できます。
メリット
デメリット
キャッシングやローンの利用、クレジットカードの発行や利用をすることができなくなる(ブラックリスト状態)
任意整理をすると、債権者との合意後の将来手数料の支払いが不要になるので、リボ払いの利用残高のみを返済していけばよいことになります。
こうすると、リボ払いの総返済額が大きく抑えられて、膨れ上がってしまった債務も完済することができるようになります。
これは、任意整理の大きなメリットです。
ただ、任意整理にもデメリットはあります。
任意整理をするとブラックリスト状態になって、消費者金融のキャッシングやクレジットカードの発行や利用、銀行ローンなどの一切の利用ができなくなってしまいます。
しかしリボ払いの返済ができなくなり滞納した場合でもブラックリストには載ってしまいます。
したがって、リボ払いの返済が苦しくなった段階で、任意整理をして完済し、リボ払いを利用する生活から抜け出すことをおすすめします。
どうしても必要な場合には、完済後一定期間経過すればクレジットカードを作れるようになるので、とにかく早く完済することが必要です。
クレジットカードのリボ払いを任意整理する場合、自分で手続きをすることは困難です。
任意整理をするためには、債権者(クレジットカード会社)との間で残金の確定と、支払い方法についての交渉をしなければなりません。
支払い方法の交渉には知識や経験が不可欠です。結局は、債権者のいいなりになって、損をしてしまうしまうおそれもあります。
よって、任意整理をする場合には、債務整理に強い弁護士に依頼すべきです。
リボ払いの返済額を実際に任意整理によって減らした人の体験談です。
複数のカード会社でリボ払い。気付けば返済総額は200万円に
任意整理を弁護士や司法書士に依頼した場合には、費用がかかります。手元にお金がない場合でも、弁護士や司法書士に任意整理を依頼することはできるのでしょうか。
手元に全くお金がない場合には、分割払いに対応している事務所を選ぶことをおすすめします。
また多くの弁護士や司法書士は、借金問題の無料相談を実施しています。
リボ払いが苦しい場合には、まずは弁護士や司法書士の無料相談を利用してアドバイスを聞いてみるとよいでしょう。